サイトアイコン 常識ぽてち

[588]オパール

オパールという宝石があります。日本名は蛋白石。なかでもオーストラリアのブラックオパールが最高とされ、メキシコのファイアーオパールも有名です。虹色に輝くその独特の神秘としか言いようがないカラフルな美しさは、プレー・オブ・カラー(遊色効果)と呼ばれます。

ただ、色合いが派手過ぎて大柄なのでオバサンには人気がありますが、若い人にはあまり人気がないともいいます。10月の誕生石なのですが、プレゼントする時は事前に確かめた方がよさそうです。へたに贈っても喜ばれない事があるかもしれません。ちなみに宝石の一番人気はやっぱりダイヤモンド。

オパールの宝石言葉は「幸福を得る」。移り気で奔放な女性にぴったりな宝石とも言われます。オパールは水を含んでいるため極度に乾燥させると割れる怖れがる為水の中で保存するということも聞きます。また表面が柔らかく、傷がつきやすいので保存には気をつけます。

オパールは珪素(正確には二酸化珪素)でできています。結晶体ではなく水を含んだゼリー状の塊です。珪素を多く含んだ土が地層の隙間に流れ込みそれが固まったもので、1センチの厚さのオパールを形成するのに500万年かかるといわれています。自然は気長です。だからこそいい仕事するのでしょうね。

【関連記事】
[593]トルマリン

モバイルバージョンを終了