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[381]湿布

風邪をひかないコツは帰宅時のうがいと手洗い。かかったかな?と思ったらパブロン?ではなく、ビタミンCの補給と睡眠。喉が痛くなってきたら湿布をしてはいかがでしょう?

湿布とは「湿った布」という意味です。湿った布を身体に当てますと気化熱で体温を下げます。炎症を起こした部分は熱を持っているので、湿布をすることで熱を放射し回復に向かいます。衣服が雨に濡れたままにしておくと気化熱で体温を下げるので風邪をひくのです。

湿布には冷湿布と温湿布があります。冷湿布は炎症の熱を逃がすもの、温湿布は逆に患部を暖めて血行をよくして回復に向かわせるものです。打撲傷などに湿布を使うときは、最初は炎症を起こしているので冷湿布を施し、炎症がひいたら温湿布に切り替えるのが普通です。

今回は昔ながらの民間療法ともいえる湿布をご紹介します。

ジャガイモ湿布

ジャガイモの皮と芽を取り除きすりおろします。すりおろしたジャガイモに小麦粉と酢を混ぜて練りこみ、ペースト状にしたものを湿布として使います。(芽にはソラニンという毒物が含まれているので丁寧に取り除きます)。打ち身や捻挫にききます。

キュウリ湿布

キュウリの輪切りは顔パックに使いますが湿布にもよろしいんです。すりおろしたキュウリを患部に当て湿布します。日焼けや火傷にききます。

のり湿布

海で採れる海苔ではなく、文房具屋さんで売っている「のり」です。昔ながらの半透明のどろっとしたのり。ヤマトのり、フエキのりがよろしいようで。のりを適量ラップに包んで厚みが0.5~1cmくらいに伸ばし、冷凍します。ちょっとしたアイスノン代わりに使えます。

キャベツ温湿布

キャベツの葉を2~3枚重ね合わせてしんなりするまでアイロンをかけます。暖かいうちに患部に当てます。腹部に貼って下痢や生理痛、喉に貼ってセキに効きます。

ネギの温湿布

ネギは揮発性の物質を多く含んでいて温めることでその揮発性を助け効果を狙います。昔から行なわれている民間療法です。長ネギを細かく刻み、手ぬぐいで包んで熱湯をかけ、人肌に冷めたら喉に巻きます。

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