私が通っている高校は県立で、偏差値も特別高くはない中堅の高校です。私の家から自転車で20分くらいで、だいたい毎朝8時頃に家を出ます。ただ朝から鬱のときはその20分間がとても長く感じ、ますます鬱になります。今回は鬱がひどかったある日の私の奇行について語っちゃおうと思います!
学校に到着するやいなや、お薬をポイポイッと口にほおりこんだ私。頓服で出されているレボトミンというお薬です。そして効いてくるまで机に突っ伏して目を閉じて過ごしていました。授業なんてきいちゃいません。そして何時間か過ぎてみても薬が効かない私は、「ふざけんなぁぁ…レボトミンは信頼してたのにぃぃぃ…!!」と罪も何もない薬を責めたてました。
どっぷりと鬱にはまりこんで亡霊化した私ですが…つ・ついに鞄からカッターを取り出してトイレにGO!!そしてザックリと手首を切って「フゥ?」と一時的に落ち着きました。そして血液がそこらじゅうに飛び散っていないかを確認して、教室へ戻りました。血はすぐにはとまらないので、カーディガンの下のワイシャツにべっとりとついています…。冬はカーディガンで血まみれのワイシャツは隠れますが、夏は無理です…。包帯を巻いて無理矢理止血。これがまたひどいありさまなんですよぉ?…。1度だけ授業中に手の甲をザクザク切ってしまい、担任の先生に「どっどうしたのコレ!!」と驚かれたことがあります。当たり前ですけど…。
思ったより傷が深かったらしく、しばらく血は止まらず部活中もウェアを汚してしまうほどでした。今もクッキリと痕が残っています。手の甲は見られやすいので今でも「コレどうしたの?」ときかれることもしばしばあります。そのたびに「あ、あぁ…転んでこうなっちゃった…」と怪しすぎる嘘をついて逃れています。逃れきれていないと思いますけど…(泣)と、私は学校でもかまわずリストカットをします。
真っ青な顔でふらふら?っとトイレから出てくる私を見てギョッとした顔で見てくる人もいますが、当然ですよね。なぜか顔色が悪い私は明るい顔をすれば少しは良くなるはずなのに、暗?い表情をしているのでますます亡霊顔になります。鏡で見て自分の顔にびっくりしたこともあるくらいですから…そうとうなものです。鬱のひどい日はこんな奇行を繰り返している私。ちなみに血でべったりのワイシャツは自分で洗っています。ミジメ…。
燕 弥子