さて、前回お話した「史上最悪のバイト先」についてお話します。職種は敢えて隠しておきます。お店のプライバシーもあるので。

先輩に「女の子のバイトが今すぐ欲しい」と言われしぶしぶ了承しました。それは、仕事内容がキツかったからです。外で勤務が多いのである意味で強くなります。そして、どうしてその職種を選んだのか。少しでも続けられた私に乾杯。

最初は唯一の「ピチピチ女子高生」ということで職員の方に相当気に入られました。ちょっと有頂天になっていた矢先・・・後輩のちょっとかわいい子が入ってきました。性格は普通で話もそこそこ合うし、いいかなと思っていました。

が、激変したのはある職員の態度。その子ばかり可愛がる。どうしようもないですね。それは別にどうでもいいです。私にも落ち度があるんですから。

で、本題の・・・一番最悪だったのは・・・ちょっと前に私をいじめてきた男子×2が入ってきました。どうしようもなく嫌で事を全て説明して「真面目に勘弁です!」とお偉方に言っても無駄。あっさり採用となり、大嫌いな奴とシフトを組むことが多々ありました。私に向かって「ウザイ・キモイ」と連呼し、精神的に追いつめられました。

最初は奴らの態度が悪く、職員の方に相当怒られていたようですが、慣れてきて調子に乗ったんでしょう。私のあることないこと言いふらして、またもや私は悪者と化しました。

それから一気に孤立ムード。話しかけてもシカト、何もしてないのに無意味に怒られる。月収はいいお金になるので数ヶ月は耐えました。

しかし、キモイと言われて辛くて・・・暇な時間に爪で力を込めて腕をガリガリこすって自傷もしました。手首だし、目立つし・・・傷が消えるのはなかなか時間がかかりました。爪だったので出血はありませんが、私は皮膚が弱いのです。傷が残りやすい体質みたいです。よく親にバレずに済んだものでした。友達に「ここは切るのマズイでしょー」とリストカットだと勘違いされました。

さて、お前なんていらないムードになってきた頃、私は部活の忙しくなったという理由をつけて辞めてやりました。

他の職員の方からは「君みたいな働き手を無くすのはもったいない」と言っていただけましたが、早くどうにかしてほしかったです。と思ってもどうにもならず・・・・

ただ、いいなと思ったのが、ある1人の職員さんの対応。孤立状態でも、唯一優しく接してくれた方です。ボーっとしている私の目の前にお金を差し出して「成瀬働きすぎだから俺のおごり。ジュースでも買って休憩しな」と言って下さったのです。孤立状態だったんだと思っていた時に、とても嬉しかったです。こういう支えてくれる人もいたんだなと思うと辞めて後悔します。今でもたまにお会いします。「成瀬、元気だったかー?」と声をかけてくださいます。嬉しいです。

私がバイトを辞めた後、精神的にどん底においやった男子×2がバイトを辞めたそうです。あと少し耐えればよかった・・・と思っても遅いです。

そんな経験を乗り越え、今は小さな居酒屋で働いています。食器洗い、料理を運ぶぐらいしか仕事がないのです。楽です。天国としか言いようがありません。しかも、「まかない飯」付きです。タダで美味しい御飯がいただけます。ですが・・・太ります。嬉しい悲鳴です。

これは父親の行きつけの店で、ようやく頼み込んで採用してくれたのです。そういう意味では父親感謝。父親のメンツを潰さないためにも今もバイトをしています。長く続けています。店の方もいい人なので。どうにかなりそうです。

要するに・・・いい社会勉強をしました。これからも社会勉強の連続だと心に誓っておきます。

今回はどうしようもなく長くなってしまいました。最後までお読みくださりありがとうございます。次回は卒業式の話かな・・・?執筆中の今から鬱です。しんどいです。

次回もお楽しみに。

2006.03.10

成瀬黎奈

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成瀬黎奈