いよいよ出発になる訳ですが、出発する前にもやっておきたい事があります。
まずは、書き置き。意外と重要です。
紙はルーズリーフでもチラシの裏でも電話の横にちょっと置いてあるメモでも構いませんし、筆記用具も鉛筆でも筆ペンでも色ペンでも読めれば何でもかまいませんが、必ず自分の意志で家出するということと出発する日の日付、自分の名前を手書きで書きましょう。仮に家族に捜索願を出されても自分の意志で家出していることがわかっていれば事情聴取と家出人の登録だけで終わります。
ただし例外もあるので注意してください。(どんな人が例外になるのかなどはまた別に書きます)書き置きを残さなかったり、また残してもワープロで書いたりしたものなど本人が書いたかどうか信憑性の低いものは事件の可能性もあるとして警察さんで捜査本部が組まれてしまいますよ(^_^;)
次に荷物の最終確認。取りに帰れませんからね。もう一度確認しましょう。リストなどを作り、チェックするのも良いかもしれません。携帯もちゃんとダイヤルロックをかけて、できるだけ見つからない場所に隠しておきましょうね。
書き置きもして、荷物も全部持って、いよいよ出発になるのですが家を出る時刻も気をつけたほうが良いです。真昼間に大荷物を持って近所を歩いていたら暇なおばちゃんやニートのお兄ちゃん(は、いないかな;)に「目撃してください!」とアピールしているようなものですので、服装など覚えられてしまうと警察が動いたときに大いに役立ってしまうのです。
オススメなのは、明け方の始発直後。ほとんどの人は寝ていますし、見つかったとしても早い時間ですから、「これから親戚の家に行くんです」とでも言えば不自然にはなりません。
自分の住んでいる町を出れば、これでもう晴れて貴方は自由の身です。立派な家出少女(少年)の仲間入りです(嬉しくない?まあそう言わずに;)
第02号の荷物について質問があったので、ちょっと補足です。
保険証は余裕があれば本来の目的では使わないほうが無難です。今は保険証が個人に発行されていますので、保険証がなくなっているとわかればまず真っ先に保険会社に調査が入ります。保険会社ではいつ、どこの病院で誰の物が使われたのか丸分かりになっているので、居場所を割り出されかねないですから...ね。
どうしても生活に余裕がなくて使いたいと言う場合は生活の拠点としているところからできるだけ離れた場所の病院に行きましょう。できる事なら風邪程度の事なら市販の薬で何とかするのが一番お金もかからないし見つかるリスクもないんでいいんすけどね^^;
神崎あやの