五月病、私の周りにはそんな友達が多かったんです。
私は常に病んでいますが、一番つらい時期が6月の初旬でした。それはもうしんどくて、しんどくて・・・自殺を本気で考えていました。
「辛いんですよ・・・ほほほほ」と、知り合いAさんにぼやいたら、車にお乗りよ、というノリである場所に連れて行かれました。何が起こるんだ、とドキドキしながら着いた場所は
それは、夜景がキレイに見えるトコロでした。
「こーいう景色見てたらさ、少し楽になるんじゃないの。」という、まだまだコドモの私にしてくれたオトナの気遣い。
よくよく考えたら、最近は強がっていたと思います。進学して、高校時代の落ちぶれた自分をどうにかしたくて・・・常に上を目指していました。学校もちゃんと行って、バイトも頑張って。それが逆にプレッシャーになっていたんでしょうか。
オトナなAさんはそれを察知していたのかな・・・
他人に迷惑をかけるわけにはいかない。ってことを話したら、「黎奈ちゃんは何でも深読みしすぎだし、がんばりすぎ。別に今は迷惑かけたっていいんだから。」って。気にかけてくれる人がいたんだ・・・と思わず帰りの車内で泣いてしまいました。
「泣くなよ!」って言われちゃったけど、涙は止まりませんでした。
空回りしてた私にとって、嬉しかったあの時。焦っちゃダメなんだ。
「急に上を目指すんじゃなくて、自分が出来る範囲でやれればそれでいいの」
Aさん、あなたはやっぱし紳士です。なんだか少し元気になった成瀬でした。
最後までお読みくださりありがとうございました。次回もお楽しみに。
成瀬黎奈

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