最近の話ですが、友人に「弥子のその手首の傷は頑張って生きている証だよ」と言われました。突然のことだったので、嬉しいやらびっくりするやら・・・。「ありがとう」を言いました。私のこの傷痕たちを批難しなかった友人…感謝です。
小学5年生から自分の腕を傷つけていた私。自分でも、「この行為は一体なんなのだろう…」と思っていました。バカみたいだと思いました、弱虫だとも思いました。寂しさや苦しみから解放されようと、血を見て落ち着いているのですから…。でもそう思いながらやめられませんでした。もう、私の中では「自傷行為」はなくてはならないものになっていたのです。
年を重ねるごとに深く、ひどくなっていく自傷行為・・・。以前にお話しましたが、14針も縫ったこともありました。静脈も切断したことがありました。でも、それでもちっとも「痛い」とは思いませんでした。完全なる「麻痺」ですね。真っ赤な血を見てせせら笑う私。おかしいでしょうか。
多くなる傷痕を見て、「恥ずかしい」と思いました。でも、やめられません。包帯やリストバンドで隠しました。見られたらいじめられると思ったからです。でも、違ったのです。私の傷をまっすぐに見てくれて、考えてくれる人もいるんだ・・・私は感激しました。
「頑張って生きている証」こう私に言ってくれた友人。私はこの傷と共に一生を生きていこうと思いました。そして、いつか傷をつけなくても生きていけるようになりたいと思いました。