中学生活で初のクラスとなり、中学生になって初めて会うクラスの生徒たち。…別の話ですが、実は学校内のクラス分けで4組に当たる人は殆どが変人だそうです。ちなみに先生も変人だそうです。そうでした…(笑)
私は教室の右、後ろから3番目の席につきました。小学生の時は団地別に出席番号を貰うので、大棒とはいつも近い席でしたが名字があ行の大棒とま行の私とでは差がありすぎて、大棒は一番左側の上から2番目という離れようでした。話し相手がいなくて暇なので、私は先生が来る時間までもう少しあるので教室内を一通り見回してみました。
私の母校、小学校は卒業する2年前に古校舎が新校舎に建て替えられて(プレハブ教室はこのためです)から、1組だけしかない私達37人には少し広すぎるくらいの教室でした。中学のこの教室は、それより小さかった気がします。それとも、中学生になってから急成長した男子や女子の所為なのかもしれませんね。各言う私も大棒も、春休みの間に背が伸びて居ます。
大体教室内では掃除等を共にする6人構成の班を作るものです。私は自分の班を見てみたのですが、他校が4人、同校が2人…とりあえず、同校の奴がいたから助かった、と胸を撫で下ろしました。男子ですが、元々男っぽいので普通に一緒にゲームもするし、貸し借りもする仲でした。ここではKとしておきましょう。
先生がやってきました。小学校では「先生がいらっしゃいました」と誰かが言うという規則があるのですが(…ありませんか?)、少しでも大人に近づいた中学生には必要ありません。…ですが、男子がふざけて「せんせーがいらっしゃいましたー!」と叫びました。皆も先生も私も笑いました。
私の組の担当である、あだ名「きのっち」先生。オールバックがとても似合う四十路のベテラン先生です。この中学、元はとても厳しい校則のある学校でしたがきのっちの堂々たる発言で、この学校は色々と変わっていったそうです。とりあえずすげえ先生です。
先生の自己紹介が終わり、次は私たちの番です。出席番号順に、きのっちから名前を呼ばれ黒板の前に出て、名前、生年月日、特技や趣味、好きなことを口にします。私は友人やそうでない、他校の生徒の自己紹介を聴きながら、ひとつ思ったことがありました。
しろいぬ万呼