先輩の誘いで新しい会社へ転職する事になりました岩倉です。事情を全て知っているだけに席も端っこ。電話も取らなくても良い。至れり尽くせりな環境。マジでいいっす。なんて思っていたのもつかの間、入って2週間でリストラ騒動ですよ・・・。信じられますか?何でも会社で一番の収入源になっている事業を撤退するにあたり、人員削減を余儀なくされるとのこと・・・。マジですか・・・・?誘ってくれた先輩も面接をしてくれた部長もビックリしてました。直前まで誰も知らなかったそうです。会社は大パニック。仕事は大体中断。皆やる事もなく、求人情報を見たり色んな部署へ行って詳しい情報を仕入れようとしたり、騒いだり大変でした。お祭りか?って突っ込みたいほどに・・・。
そんな中私は結構冷静に自体を見ることが出来ました。何故って?そりゃ騒ぎたくても声は出ませんし。情報仕入れるほど親しい人もまだ居ない。それより何より、もしリストラをするとするならば、100%私はリストラ組みでしょう。諦めていたのです。完璧に。だから落ち着いて仕事が出来ました。詳しい説明も後でするとのことでしたしね。
さて、面談です。一人一人呼ばれて詳しい説明をされる。
1、早期退社する
2、残留志願する(ただし、残留志願者が多い場合はふるいにかける)
この二者択一で選ぶという内容でした。説明の内容からしても私は、即決で2番です。他の方は悩む方も多いらしくその場でというより、いったん考えて改めてメールするという方法をとっていたようですが、答えの決まっている私にはその必要はありません。その場で残留志願をし面談の場を離れました。
さて、その日の夕方、皆の答えを出す期限です。メールを出した方々。わかりやすいです。騒いでいるんですもの。辞めるとメールを出したのに、やっぱりどうしようと悩んでいる人も多かったですよ。
私の場合、ふるいで落とされる可能性が濃厚だったのですが、結局のところ騒ぎが大きくなりすぎて、その場のノリで早期退職される方が多かった事もあり、めでたく残留組となりました。私なんかがのこっていいのか?なんて疑問もわきましたが・・・・とりあえずは残れたんだからいいや!声を失っている私にとってリストラされたら面接するだけでも大変ですもの。ホッと胸をなでおろしました。
後日談ですが、私が残った理由は冷静な対応だったから。周りに流されなかったから、だそうです。何だか複雑だ!
岩倉 玲