この病気になって切実に思うこと。それは、励ましの言葉、「頑張れ」についてです。いつもならこれは励ましの言葉であって凄く優しい言葉。言ってもらえると嬉しかったり、勇気をもらったり。私も良く使っていましたし、皆も気軽に使う言葉。
でも、この病気になって、この言葉は私にとって重い重い枷としかならなくなってしまいました。この言葉に焦らされる、追い詰められることがとても多いのです。
何故だろう・・・皆は追い詰めようとしていっているわけでもないし、一番手軽な励ましの言葉として「頑張れ」って使っている。それもわかっています。悪意なんか全くない事だってわかっているんです。
でも・・・。私は毎日頑張っているつもりです。つもりなので・・・自分の中だけでのことですけどね・・・・。いろんな事に耐えて、ギリギリで生きている状態です。
生きることだけで精一杯。生きることを頑張っていますよ・・・。
「頑張れ」。この言葉を言われると今は、これ以上何を頑張ればいいんだろう。こんなに頑張っているのに・・・。まだ頑張りが足りないかな?もっともっと頑張らなきゃ。今以上に、これ以上にっと追い詰められてしまいます。
ちょっと前は、具合が悪くなった時、少し休憩に行っていました。頑張れといわれると何故だか休憩にもいけなくなってしまいます。頑張らなきゃ!!!と変に気が張ってしまうのでしょうね?そのため、帰ってから倒れるように寝る日々・・・・。横になっても考えてしまいます。もっと頑張らなきゃダメだよね。これぐらいじゃダメなんだよね。頑張れって言われるのは自分が頑張ってないからだ。とか・・・・。悪循環・・・・。
この病気になり、私は「頑張れ」という励ましの言葉を使わないようになりました。今良く使うようになった言葉は「頑張りすぎないで」「無理しないで」とかになりました。
きっと言葉に敏感になっているんですよね?相手は軽く言った言葉に追い詰められたり傷ついたり、面倒な病気です・・・。自分でもいやになるほど・・・。しかも・・・爆発するまで我慢してしまう自分の性格と共にもっと面倒になってきていたりして、もう何なんだよ!と自分にキレてみたり・・・。
今週はこの言葉のために無理をしすぎてしまいました・・・・。後遺症はひどいだろうなぁ・・・・。でも会社は休みたくない・・・。学生の時はそうでもなかったのですが・・・。社会人になったとたん、欠勤・早退・遅刻が大っ嫌いになってしまいました。皆が働いているのに自分が休んでいる事に罪悪感を抱いてしまう・・・・。
もし、この文章を読んでいる人が鬱病ではなく、まわりに鬱病の人が居る人がいるのならば、気をつけてあげてください。本当に言葉に敏感になってしまっています。励まし方一つで追い詰めてしまうことがありますよ。
岩倉 玲