精神的な病がなんとなく認知されてきた現代となれば「リストカット」なんて聞いてもわからない方もあまりいないでしょう。リストカットって知ってます?、と聞けば
「あれでしょ?カッターとか剃刀で手首切っちゃうアレ」
「どうして自分を傷つけるんだかわからないよ。親に貰った体に傷をつけるなんておかしい」
なんて声が返ってきそうですね。
でもですね、リストカットにも人間と同じように個性(?)があります。まずはやり方にパターンがありますね。
コンパスでガリガリ皮膚を傷つけるもの。数百円で手に入る安いカッターや剃刀で思い切り切って静脈傷つけ血の海ざぶーん!浅くも深くもないものを慢性的に繰り返したり。
次に理由。
死にたいから。生きたくないけど死にたくないから。両親に辛い現実(いま)を気付いて欲しい。ただ血を見れば気分がすっきりするから、などなど。
倉山栞の場合を例で挙げますと、まずやり方。初めて自分の手首・・・いえ最初は手の甲でした。コンパスでガリガリガリガリひたすら傷つける。蚯蚓腫れのようになるだけで殆ど血は出ませんでした。
それからカッターになり、引っ掻き傷がつく程度。じわりと血が滲むほど。そして剃刀。軽く深さは3ミリ幅は3?4センチ。血はとろーーり流れる程度。傷口はぱっくりですが(笑)今現在もする時はコレに限ります。
で、理由はですね。症状が落ち着いてきている今だからこそなんとなくわかるのですが、「頑張れない自分への嫌悪」と「今が辛くて辛くてしょうがない。誰か気付いて」「血を見れば落ち着く」の3つだったと思います。
倉山栞

倉山栞

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倉山栞