先日義理の母の誕生日を祝う席があり、ワインリストを見ていたら丁度解禁になったばかりのボジョレーヌーボーが目に入った。値段も￥3,800とそう高くないので1本頼むことにした。
ボジョレーとは「ボージョの貴族」を意味する。「ヌーヴォー」はフランス語で新しいという意味だ。フルーティな香りとみずみずしさが魅力のワインで熟成を待たず若いうちに飲む芳香豊かな名ワイン。収穫後数週間で出荷され、11月の第３木曜日が「解禁」というイベントがあるのも面白い。今年の出来はどうかな？と毎年の楽しみになった感がある。
飲んだ感じはワインというよりジュースに近い。かといって甘ったるいことはなく軽いのに存在感がある。ボジョレー地方では元々水代わりに飲んでいたワインを名醸造家ジョルジュ・デュブッフ氏がはつらつとした生気あふれる名ワインに磨き上げたのだ。
1996年から連年豊作で今年も良い葡萄が採れたらしく、クリスマスから年末にかけてワイワイガヤガヤと皆で集まってパーティーの多いこの季節に、美味しさと話題を提供するオススメの逸品だ。もちろん独り寂しく飲んでも十分美味しいけどね・・・