サケ缶やいわしの缶詰、さんまの蒲焼缶など、缶詰は惣菜として意外と便利です。しかも、独特の味付けは缶詰ならではであり、私なんぞさんまの蒲焼は大好物であります。おいしいよ。
魚の缶詰の場合骨までいただけるのがとてもいい。魚嫌いの諸氏諸兄も多いと思いますがその原因のほとんどが小骨が多い、生臭いなどの理由だと思う。これが缶詰の場合はほとんど解決されているので、嫌いだと言わず、1回試食していただきたいと思います。
ところで缶詰の魚はなぜ骨まで柔らかいのかと言うと、これは製法に秘密があります。缶詰にされる魚はまず加工工場で洗われ、さばかれます。適当な大きさに切られた魚は生のまま缶に詰められます。次に調味液を注入され缶を密閉。そのあとに120℃の高温で約1時間加熱されます。
缶詰の中は高圧になり丁度圧力鍋のようになって骨まで柔らかくなるのです。密封加工ですから殺菌された上、完全無菌状態。だから缶詰は日保ちするんですね。