エコテルとは環境保全に取り組んでいるホテルに対して与えられる称号で、ＨＶＳエコサービスという第三者的国際機関が運営している環境保全プログラムです。
ＨＶＳエコサービスは、ＥＰＡ（米国環境保護庁）やニューヨークのコーネル大学らの協力を得て作成されたプログラムで、評価する分野は５分野あり
1.環境保護への取り組み姿勢
2.固形廃棄物の管理
3.省エネルギー
4.節水
5.従業員教育とコミュニティ参加
の５つ（５グローブ）となっています。環境への取組みの設備だけでなく、どれだけ実践しているかを評価するため大変厳しいものになっています。さらに２年ごとの見直しがあり、一度認定を受けてもその後剥奪ということもありえます。
制度が発足した１９９８年当初には世界中で申請が1000件以上ありましたが、認定を受けたホテルは現在34社しかありません。また５項目すべてにおいて認定を取得しているのはわずかに２社だということです。
日本で栄誉あるエコテル認証を受けているのは、浦安にあるヒルトン東京ベイ。ここは５グローブを得ています。続くのは、東京ヒルトン（３グローブ）、大阪ヒルトン（３グローブ）、名古屋ヒルトン（３グローブ）、ヒルトン小樽（３グローブ）です。
実際にどういうことをしているかというと、客室ではゴミの分別を行なっている、歯ブラシ、髭剃りなどは持参するなど。厨房では生ゴミはたい肥にし、牛乳パックなどは手洗いの後再生紙に利用、そして紙製品は全てリサイクル紙を使用。雑排水は中水道として利用し、従業員は環境のミッションステートメントを携行する徹底のしよう。その他にも仔細に渡る項目があります。
浦安のヒルトン東京ベイといえば東京ディズニーランドの最高峰のオフィシャルホテル。環境への取組みでも５ツ星とは、さすがですな。
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