■読者からの質問
私の時給は現在一時間780円です。
一日8時間勤務で月26日勤務していますから、208時間になります。普通単純に計算するとしたら780円×208時間になりますよね。
私の会社の給与の計算は違うのです!
173.5時間までは749円で計算してそれを超えた時間の計算は780×0.25×超えた時間数の計算で残業手当の金額を出すのです!
173.5時間を780円で計算するのが正しいのではないでしょうか?
つまり780円×173.5時間が基本給の計算になり残業手当の計算は780×0.25×時間数が正しいと思うのです!
上司にそう言うと変動性平均時間給だからそういう単純な計算ではないらしいです!
人件費削減の為の会社独自の計算らしいのですが私は納得できません!
何か誤魔化されて要るような気がします!
■たまごやの回答
お便りありがとうございます。例によってアバウトに答えさせていただきます。
行動を起こす時には関係省庁の窓口にてご確認ください。
時間給の労働の場合は労働契約書があるはずです。そこには、時間給、週の労働時間、休憩について、勤務地などが記されています。
そこに記載されている給与はいくらになっているでしょうか?
その金額が基本給になります。仮に記載の金額が¥780とします。
お尋ねの労働環境の場合、一日8時間労働で1ヶ月26日勤務とすれば、
@¥780x8時間x26日=@¥780x208時間=¥162,240
週休2日とした場合の一ヶ月の労働日22日とすれば
時間外労働時間
208時間?173.5時間(会社の規定?)=208時間?173.5時間=34.5時間
時間外割増賃金(2割5分増しとして)
¥780x0.25x34.5時間=¥6,728
合計¥162,240+¥6,728=¥168,968
となります。
>173.5時間までは749円で計算
ということは、基本給は749円でしょうか?
とすれば、上記の計算式の780円の部分が749円となります。
しかし、その749円が基本給となれば、時間外の時給は
¥749x1.25(割増)=¥936
936円になりますから780円というのは明らかにおかしいですね。
いずれにしても、割り増し賃金の2割5分増しは、基本給がしっかり決まってないと計算できませんので、そのあたりをあいまいにされているように思えます。
基本給はいくらなのかをもう一度使用者と話し合う必要があります。
なお「変動性平均時間給」というのは聞いたことがありませんのでよくわかりません。