[03]病棟日記-ミエログラフィー-

脊髄腔造影検査ともいう。
脊髄腔造影検査とは腰部又は頚部より脊髄腔部に針を刺し造影剤を注入してレントゲン撮影をすることにより脊髄の病変(例えば腰椎椎間板ヘルニア)を知るための検査である。検査後は24時間絶対安静の恐ろしい検査である。
そもそも入院しなければ行うことが出来ない検査なるものが存在していいのだろうか?この検査は承諾書を必要とする。承諾がなければ行うことが出来ないのである。ということは万一の場合は危険があるということだ。
聞くところによると造影剤が脳に入るとマズイらしい。しかもこの検査痛いらしい。医者が言うには痛くないという。しかし、看護婦は痛いという。ということは痛いのだ。医者はウソツキだからな。
そんなコワイ検査を明日私は受けるのだ。今夜脱走しようかな、と思う。しかし、足のしびれはだいぶ良くなったといえ、まだまだ本調子ではない。しようがない、受けるとするか。シクシク。
たまごや
※1997年10月15日記述

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