前回記した簡易版紹介書に対して、「本紹介書」と呼ばれるものがある。これは顔写真を含め、より詳細な自己紹介が記録されているわけだが、ふたパターンあり、写真なしの簡易紹介書を見て、とりあえずオーケーを出した後、こちらの本紹介書が送られる場合は電話、メールアドレスなど連絡方法は記載されていない。が、相手がその写真付きの紹介書を見てオーケーを出した後に送られる本紹介書は連絡先が記載されている。住所はいずれも記載されていない。
これはどういうことかと言えば、写真付きのより詳細なデータを見て、お互いが気に入って初めて連絡先が行く、ということである。まあ、複数に平行して紹介書が行き交うというシステムの性格上、連絡先を知ったからと言って、必ずしも連絡をするとは限らないのだが、双方の好みが少なからず合ったことになり、可能性は芽生えたということだろう。
で、簡易紹介書にプラスして、本紹介書には何が書かれているかと言えば、紹介文がもうひとつ。より深い自己紹介を書く場であり、自己PRのチャンスである。しかし、皆、初度紹介書と似たりよったりのことを書いており、大したことを書いていないというのが個人的な感想である。そして、家族紹介の部分には、年齢と別居か同居か、親権・扶養の有無に加えて、家族の職業が書かれている。が、証明書を出す必要はないので真偽は確証なし。
さらに、学歴と在籍の西暦だけの簡易バージョンに対して学校名も記載されている。これは卒業証書を取り寄せるので、嘘の記載は不可能だ。また、サラリーマンの場合、勤務先を記入する。私の場合は自営業で、確定申告の控えなど証明は求められなかったが、勤め人の場合は源泉などを提出する必要があるかもしれない。必須の証明諸関係は、行政で発行してもらう独身証明書または戸籍謄本、学歴証明の2点であった。尚、独身証明書は最初の入会時に提出すれば再提出は求められない。また、写真はモノクロの4?5センチ角のものである。
本城愛子
投稿者: 本城愛子
[12]簡易版紹介書の内容は?
今回は私がお会いした人について書く予定だったのだが、その前にすべての出逢いをつなぐ紹介状に何が書かれているかについて触れておきたい。
まず『初度紹介書』と呼ばれるものがあり、これはデータでマッチした人に送られるもので、写真なしのいわば簡易バージョンだ。書かれている内容は、『まだ見ぬあなたへのメッセージ』として130文字までのメッセージ。そして、ファーストネームをカタカナで、生年月日、現住所(市まで)、本籍地、宗教、現在の住まいの形態(持ち家だとか民営賃貸など)、飲酒の有無、喫煙の有無、離婚歴と離別の年、子どもの数、養子縁組の必要性。子どもの数は親権がある子ども及び20歳以上で扶養している子どもの数。
そして、大いに興味がある、多少興味がある、全く興味がないの3択で趣味の程度が示されている。野球、旅行、お祭り、書道、テニス、競馬、カラオケ、俳句・短歌、スキー・スケート、競輪、映画鑑賞、詩、相撲、麻雀、カメラ、絵画・彫刻、登山、グルメ、手芸・工芸、古美術、ハイキング、ショッピング、演劇、ガーデニング、ドライブ、楽器演奏、読書、禅である。そして、なぜか記載が分かれて趣味の程度を示す項目があり、ゴルフ、サッカー、フィッシング、パソコン、エアロビクス、スキューバ、パラグライダー、スイミング、サーフィン、の項目で以上。
次に趣味、特技とその程度、資格を記載する覧がある。そして、『私の心情』として、涙もろいか、縁起は気にするか、服装はどうか、男性は家事の両立させるよう努力するべきか、妻が仕事をもつことを賛成するか、仕事への意見は言うべきか、対人関係が気になるか、子どもは好きか、他人の意見に耳を傾けるか、友人とのつき合い方はどうか、を示す項目があり、これも3沢式で選んで記入する。
ここからが気になる内容で、身長、体重、視力、メガネ・コンタクトレンズの使用の有無、顔の形(丸形、面長、卵形、角形から選択)、健康状態、血液型、視力、言語の項目がある。次に学歴と在籍の西暦。初度紹介書では学校名は記載なし。職業は業種、職種、資本金、従業員数、年収、勤務地が書かれ、勤め先名は記載なし。家族紹介は年齢と別居か同居か、親権・扶養の有無が記載される。
本城愛子