[07]親・兄弟(姉妹)・友達

こんにちは、汐野 流です。

ばか夫を2回も選んでしまったわたしです。
一度はこっそり膨大なキャッシング地獄を作った男。
二度目は切れると危ないコンプレックス男。

見る目が無いんでしょうね、もう結婚はよそう(苦笑)

晴れて離婚届を役場に提出の日まで、力になり、支えてくれるのは実家の家族と友達です。
言いにくい内容ですが、ありのままに相談して下さい。

カミングアウトするのはしんどいことです。
一度に全部は話せないかもしれません。
また、一人に話すと気分的にもう十分話したような気分になります。
次の人に同じことを言うのがおっくう、また、相手がびっくりするアクションもまたか・・・とげんなり。
入院患者が見舞客に体調を話すのに似ていますよね。

でも、家族や友人はあなたの悩みを一緒に悩んでくれます。
そのことがどれだけ心の整理を進めてくれることでしょう。
少しづつ、自分が楽になる。
ひとりで抱え込んでいること自体が辛い形なのです。
あなたの話に耳を傾けてくれる人がいるって
すごく素晴らしいことじゃないですか。
それに気がつくと一人じゃなかったんだって目が覚めます。

他人の方が夫の人格を良く見ています。
「私○○さん、一度も好きだと感じたこと無い」
「流ちゃんの旦那さんだと思うから話してたけど、そうじゃなかったら特に付き合い持とうと思わないタイプかな」
母と古くからの友人たちに言われた言葉です。

そう、結婚前に相談したら皆にいい顔されなかったんだったわ、初めて他人の意見を聞く耳を持たなかった自分に気がついたりして。

おっと、これは私の極端なケースだったかも。

に、しても。心のケアって大事です。
自分で思うよりずうっと傷ついていると思って間違いない。

今が痛い時は、逃避だってなんだっていい、楽にならないと。
テトリスにはまったっていい、酒かっ食らったっていい、
本や漫画も結構、買い食いも結構。

あなたがこれ以上壊れないようにして。
もう十分苦しんでいるんだから。
自分に甘くしてあげていいじゃないですか。

痛んでいる自分を癒すのは時間と、親や友達。
苦境を超えるのは行動力。

それから、こどもさんが居る方へ。

こどもはずっと小さな心を痛めてます。
言えないだけで、母親の苦しみを知っています。
だから、愚痴や相談は私は禁物だと思います。
追いつめないで、好きなおかずをこさえているだけでいい。
わかっているから。

汐野 流

[06]過去を記録しましょ!

バツイチの語学堪能で清楚な女性がいいました。
「男なんて本当に別れてしまえば、なんてことないですよ。使い終わったトイレットペーパーくらい要らないものです」

我が耳を疑った私です。
先ほどまで男女の泥沼で泣いていた私の連れ(女性)も、ぴたりと泣くのをやめてしまいました。

これほど露骨にいい得ている言葉は無いかもしれない・・・美しい女性の口から出た言葉は説得力ありました。

そういいきれるために。
まずはこれまでの経過記録を完璧に準備することです。
記録だけが今後を助けてくれます。

離婚の調停というのがあります。
家庭裁判所に出頭し、調停員を仲介にして離婚への条件を出し合っていきます。
これで折り合えば無事に離婚の成立となります。

一見公平そうなこの機関ですが、私の場合とんでもない調停員にあたりました。
元銀行員の男が調停員の一人でした。
有識者でもなんでもない金融上がりの彼は
「別れたこどもへの養育費の支払いは男としてむなしい」
「別れたいのは本人の希望だから、何を要求するんだ」
これをくりかえし、私が話し始めると遮ってずっと相手の要求を話します。
身に付いた職業柄か、金は出さないぞ、という姿勢がありあり。

これほどひどい例ばかりではないと思いますが、まあ、甘い期待は持たない方がいいかもしれません。

これまでの金銭の流れ、暴力などをプリントアウトしたものを提出したところ、その件についてはしぶしぶ受け入れました。
また、相手も資料を前に嘘はつけなくなりました。
口べたの私ですが、思いました。
雄弁より資料、事実なんだって。

それでも調停が終わると毎回うんざりしてしまいました。
忘れようとしている古傷がえぐられたようで、辛いのです。
惨めな顔で家に帰るのも嫌でした。
で、必ずこの日だけは贅沢を自分に許しました。
ホテルでケーキを食べて帰る。
美しいお皿に飾られた季節のケーキ。
ずっと苦しんで来た私にはその甘さは優しかった。
アンチウエディングケーキと心で呼んでました。

苦しむだけじゃ駄目、人間は甘くあたたかで柔らかなものが必要なのですね。
一緒に頑張りましょうね。

汐野 流