世の中では、女への賞賛の声が飛びかう。
母は強し。
社会を支えているのは女。
苦労を背負っているのはいつも女。
このような声が繰りかえし述べられる。
その割に、今の女は臆病でだらしない。
男が規則によって疲弊しているなら、女はぬるま湯によって軟弱になっている。
女は自立したというが、実際には自立できていない。
自立したというのは、自分の足で、自分の稼いだ金で生活することを指す。結婚して生活費を男に依存するようなら、それは親の保護から男の保護に変わっただけにすぎない。
女たちは真の自立ができていない。
男に依存するような習慣は決してあなたの役に立たない。
日本社会の財界・政界をはじめ、おおくの分野の上位でいまだに男が多数を占めているのはもはや構造的な問題だけではない。女と男の覚悟の違いによるものだ。
あなたは本気で仕事に情熱を燃やしていない。何かに依存しているのだ。教育も制度も、もはや男女のちがいがないにもかかわらず・・・。
ぬるま湯の心地よさに浸っていると、あなたは成長を放棄したことになる。
あるいは、ぬるま湯を利用しているだけ――と言うかもしれない。
だが、そんなことはありえない。利用しているつもりで利用されている。利用している――と思っている分だけあなたは利用されている。
今、女たちは更なる一歩によって、みずからのぬるま湯から立ちあがる時がきている。そのときこそ、真の女の解放がなされるだろう。基本は、自分の生活は自分でまかなうべきだ。そうすれば、男も子育てや家事に本気で取り組むだろう。
今後は、女は真の自立を、男は精神解放が課題となる。
どちらにせよ、自立したうえで自分の気持ちに素直になるべきだ。
そして、それこそ人として目指すべきものだよ。
男女にはそれぞれ課題があるが、柔軟な女たちなら、きっと私のいわんとするところに共感してくれるだろう。
椎名蘭太郎
[07]親・兄弟(姉妹)・友達
こんにちは、汐野 流です。
ばか夫を2回も選んでしまったわたしです。
一度はこっそり膨大なキャッシング地獄を作った男。
二度目は切れると危ないコンプレックス男。
見る目が無いんでしょうね、もう結婚はよそう(苦笑)
晴れて離婚届を役場に提出の日まで、力になり、支えてくれるのは実家の家族と友達です。
言いにくい内容ですが、ありのままに相談して下さい。
カミングアウトするのはしんどいことです。
一度に全部は話せないかもしれません。
また、一人に話すと気分的にもう十分話したような気分になります。
次の人に同じことを言うのがおっくう、また、相手がびっくりするアクションもまたか・・・とげんなり。
入院患者が見舞客に体調を話すのに似ていますよね。
でも、家族や友人はあなたの悩みを一緒に悩んでくれます。
そのことがどれだけ心の整理を進めてくれることでしょう。
少しづつ、自分が楽になる。
ひとりで抱え込んでいること自体が辛い形なのです。
あなたの話に耳を傾けてくれる人がいるって
すごく素晴らしいことじゃないですか。
それに気がつくと一人じゃなかったんだって目が覚めます。
他人の方が夫の人格を良く見ています。
「私○○さん、一度も好きだと感じたこと無い」
「流ちゃんの旦那さんだと思うから話してたけど、そうじゃなかったら特に付き合い持とうと思わないタイプかな」
母と古くからの友人たちに言われた言葉です。
そう、結婚前に相談したら皆にいい顔されなかったんだったわ、初めて他人の意見を聞く耳を持たなかった自分に気がついたりして。
おっと、これは私の極端なケースだったかも。
に、しても。心のケアって大事です。
自分で思うよりずうっと傷ついていると思って間違いない。
今が痛い時は、逃避だってなんだっていい、楽にならないと。
テトリスにはまったっていい、酒かっ食らったっていい、
本や漫画も結構、買い食いも結構。
あなたがこれ以上壊れないようにして。
もう十分苦しんでいるんだから。
自分に甘くしてあげていいじゃないですか。
痛んでいる自分を癒すのは時間と、親や友達。
苦境を超えるのは行動力。
それから、こどもさんが居る方へ。
こどもはずっと小さな心を痛めてます。
言えないだけで、母親の苦しみを知っています。
だから、愚痴や相談は私は禁物だと思います。
追いつめないで、好きなおかずをこさえているだけでいい。
わかっているから。
汐野 流