[03]子供達の遊び【メンコ】
第3回
■子供達の遊び【メンコ】
メンコの種類は沢山ありました。大きく分けて丸めん、角めんで大きさも小さい物は5cmくらいで、大きな物は20cmもありました。此の丸めんは図柄が大抵武将の絵でした。角めんは長方形で印刷した物や写真を写したものなどがありました。写真は相撲の力士や野球の選手などが多かったようです。
そのほかには相撲めんと云って、相撲取りの形をしたものがあり、それも6?7cmのものから12cm位の大きなものまでありました。
メンコは大抵は1:1で自分のものを地面に角を開けないように置き、そして相手が自分の物を地面を叩いて、相手のメンコをひっくり返せば勝ちで、それを取ることが出来るんです。もしひっくり返すことが出来なかったら、今度は相手の番ですから自分のがひっくり返されたら取られてしまいます。
このようにして強い者はどんどん持っているメンコが増えて行きますが、年中負けている者は無くなったら駄菓子屋に買いに行かなければなりませんが、おこずかいがなくなると見ているしかありません。又沢山勝って持っている者は駄菓子屋で新しいものを買うよりも安い値段で売る者も居ました。
めんこは単純な遊びでしたが、子供達はこれの取られたり取ったりすることに雨が降らなければ毎日学校から帰ると友達と夢中になってやったものです。
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