[72]田舎の想い出
第72回
■田舎の想い出
私が此の世に生を受けたのが昭和2年でしたが、小学校を卒業した昭和14年までの間に、世界情勢だの、国内のテロ事件だの、幼児殺しだの、自殺事件だのと、黎明期を迎えた筈の昭和に何故こんなに生臭い事件 ...
[71]目黒もらい子殺し(2)
第71回
■目黒もらい子殺し(2)
(前号より続き)
川俣は栃木の佐野の出身で、父はテキ屋上がりの医薬師で、佐野に居るときは看護婦ばかりを籠絡しては別れると云う生活を繰り返し、その後看護婦と結婚したが川俣の女遊 ...
[70]目黒もらい子殺し
第70回
■目黒もらい子殺し
板橋岩の坂のもらい子殺しの話をしたばかりなのに、又同じような事件をお話しなければなりませんが、前の話と決定的の違いは、岩の坂の事件は犯人はもらい子を殺すと云う意思はあったにしても、表面的に ...
[69]恐ろしい赤い國の独裁者
第69回
■恐ろしい赤い國の独裁者
「赤い國」とは勿論「共産主義」「社会主義」の国々を云いますが、元々は「マルクス・レーニン・エンゲルス」が提唱した理論ですが、これをねじ曲げて独裁者になったのがソ連の「スターリン」であ ...