~特別なご縁がある中古車~
中古車を選ぶとき、私は前オーナーがどういう人であったか、思いをはせることが多いです。たとえば走行1万キロ以内、年式2年落ちなんて中古車でも最初の価格が300万円であれば、中古車の場合は200万円になっています。
しかし、前オーナーが下取りあるいは買取に出した価格は200万以下のはず。
そんなに損をしてなぜ手放したのか?
・勤めている会社が倒産して維持できなくなった
・よりほしい車に買い換えた
・車に傷が付いたのでイヤになって手放した(修復有りの中古車)
・買ったはいいけどほとんど乗らないので手放した
いろいろな理由があると思いますが、それでも年式2年落ちで走行1万キロの車を手ばなすというのは尋常ではありません。おそらくのっぴきならない事情があったに違いありません。
そして、その車が私の手元に届く。その車にとってみれば、第二の人生を私と歩むわけです。どんな事情があったにせよ、これからは私とともに人生を歩く車。一つよろしく頼みますよ、とお願いせずにはいられません。
車にも心があります。そして中古車はより、その心がはっきり表れている、そう感じるのです。ゆえに私はあえて中古車を選ぶのでした。
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