~「修復歴有り」の定義~
以前「[209]中古車のススメ(上手な中古車の選び方-4-)」の中古車は安くてお買い得という話をしました。しかしその際に判断基準となるのが「どんな修復」をしたのか?ということ。
じつは「修復歴あり」の場合、どこを修正・交換したのかが以下の9箇所と決まっています。なんでもかんでも修理したら「修復有り」ではないのです。
・フレーム
・フロアパネル
・ルーフパネル
・ピラー
・フロントインサイドパネル
・ダッシュパネル
・フロントクロスメンバー
・トランクフロアパネル・
・ラジエーターコアサポート(交換のみ)
いずれもクルマの骨格を構成する部分であり、これらのいずれかを修正・交換した経歴があるクルマを販売する場合は「修復歴あり」と表示しなければなりません。
この9箇所は事故により交換することが多いですが、事故以外でも天災や悪戯などで修正・交換すれば「修復歴あり」になります。
たとえば、ボディに傷をつけられるといったイタズラは多いですが、その場合ルーフを傷つけられ、それを交換すれば「修復歴あり」になります。
しかし、たとえばドアやボンネットなどを交換しても、上記9箇所に該当しないため「修復歴あり」にはなりません。
賢く中古車を購入するには「修復歴あり」車をいかに見極めるかにかかっているといってよいでしょう。