車検も無く車庫証明も不要、重量税や取得税も不要、もちろん公道をスイスイ走れる。そんな愉快なオープンカーがあるのをご存知でしょうか?
これはいわゆる原付四輪といわれるミニカーで、現実に売っています。公道を走るのでもちろん普通免許は必要、そしてナンバーも必要ですが、これがなんと原付バイクのナンバーと同じ。
問題のこのクルマは株式会社ゼロスポーツが発売する電気自動車ゼロEVエレクシードRSです。このオープンエアのスポーツカーは家庭の電灯線から充電ができる電気自動車。道路交通法では第一種原動機付自転車(四輪)にあたり車検、車庫証明、重量税、取得税が不要です。
免許については以前は第一種原動機付自転車ということで原付免許でも乗れたのですが、実際には車室を有していること、後退できる機能を有していること、一車線を占有して走行すること、丸ハンドルであることなど総合的に判断して自動車として扱うことが妥当だとされ普通免許を必要とすることとされました。
ゼロEVエレクシードRSはヘルメットも不要。本来ならば原付自転車のためクルマ自体にシートベルトの装備も不要なのですが、安全のためシートベルトは装備してあります。したがってシートベルトは締めましょう。
スポーツカーらしく最高時速は60km。8時間の充電で70km走行可能ということで実用に十分耐えます。電気自動車特有の重く、遅くしかも高いというイメージを払拭した新しい感覚の「風を友として走れるオープンスポーツ電気自動車」の誕生といえましょう。
気になるお値段は148万円。ちょうどホンダビートを手に入れる感覚と似ています。ただしこちらは一人乗り。ボディカラーもおしゃれな24色を用意し、発売は来年の4月とのこと。只今予約受付中ということなので、気になる人は問い合わせてみるといいでしょう。