[323]パリからディジョンへ(1)

私のお客様でもそうですが、最近ディジョンへ個人で出かける人が増えてきたので少し旅のヒントをご案内。まず、大事なのはディジョンへ行くTGV発着駅、パリ・リヨン駅はパリにある他の主要TGV駅同様かなり広いです。メトロ駅の乗り換えの簡単さには比にならない広さ。ですから、駅に着いてすぐにTGVにポンと乗れるとは思わないで下さい。構内を走り回る時間を考えても最低20分前には駅に入るようにしておいた方が良いでしょう。
TGVの出発プラットホームが駅中央の電光掲示板や数箇所ある入り口の所に吊るされているTVサイズのスクリーンに掲示されるのは出発20分前になってからです。出発はDEPARTです。このスクリーンには終点、TGVの番号、出発予定時間、プラットホームの番号です。ここで要注意なのはディジョン行きのTGVは必ずしもディジョン行きと掲示されてはいません。多くがBESANCON、 ZURICH 、LAUSANNEになっています。それはディジョンを経由してその先の町が終点である事が多いからです。だから自分のチケットとTGVの番号を確認する必要があります。
また要注意の2点目は、このTGVの番号です。TGVの終点がディジョンである場合、車両は8両編成である事が多く、スクリーンにはTGV7657のように番号が1便のみですが、これがディジョン経由で他の町が終点の場合になると16車両編成ということがあり、そのときはスクリーンに2つの便が掲示され、時間とプラットホームの番号が同じなのでこれは何という事にななり易いのですが、これは16編成であり、デイジョンで切り離されるという事に気づいてください。乗り間違えるとディジョンより先まで行っちゃいます。16編成に当たったとき私は泣きたくなります。それもぎりぎりの時間に駅に着いたときは特に。乗車車両がホームの入り口からかなり遠い所にありそこまでの疾走が大変です。
3点目は、プラットフォームの番号。これはAやZなどのアルファベットと数字があります。アルファベットのホームはおの駅の中央にあるのですぐに見つかりますが、番号のホームは駅を正面にして左の奥、それも駅を半分横断してあちらのホームへ移動しなければなりません。この間歩くこと5分近く。パリ・リヨン駅にメトロやバスで来たとき、入り口からは見えにくい場所にあるこの番号のホームを探すのに皆さん苦労しているみたい。
夢路とみこ

[310]リヨン観光

リヨンには大きな駅が2つあり、新市街地に停まるLyonPardieuと LyonPerracheがあります。この二つの駅はTGVだとわずか5分、トラムでも繋いであるので移動には困りません。世界遺産のある旧市街に宿泊するなら後者の駅の付近に泊まることですね。リヨンは旧市街、新市街、中洲と3つの区域があります。それはソーヌ川とローヌ川の二つの川に挟まれていて、その中に中州があるのですが、それはパリのシテやサンルイ島にも似ています。この川の水の色が違うことはすでに104号で紹介しています。
リヨンは南仏の玄関だから年間を通して温暖なイメージを持ってましたが、3月下旬に行ったらミストラルがすごくて一緒に観光した日本からの私のお客様は「ミストラル初体験」をしてしまいました。
この町は行政的にはフランス第二の都市らしいのですが、でも電車、メトロ、トラム、バスそして自転車ととにかく公共の交通手段が発達しているので移動が簡単なせいか、それほど大きな都市、広いところというイメージはなく、歩きやすいというのが正直なところ。大都市東京から比べるとパリもリヨンもおしゃれなお庭みたいなもんです。
メトロ駅bellecourtで下車してベルクール広場にまずは行きましょう。ルイ14世の騎馬像がある広場です。この広場の中央に観光局があるので、まずここで市内の地図をもらい、そして公共の交通機関が乗り放題になるリヨンパスを購入しましょう。ここパスは1日券からあり、美術館等の割引があるなど使い方はパリのそれ、パリヴィジットとほぼ一緒ですから。季節が良いなら自転車を借りてリヨン市内、特に川沿いを走るのはとっても楽しいし、クロワルスの坂道を登るのはよい運動になるので自転車の借り方などの説明もこの観光局にてどうぞ。
この観光局はお土産も売っていて、これ結構便利ですよ。お買い物をする時間の節約になり、その分観光に当てれるし。観光局で売っているだけあってシルクでもそれなりの品質のものがあります。この広場の付近には2つ星から4つ星のホテルなどいろいろあり、とにかく便利です。まず地図をもらったらカフェで一息つくのはどうですか。
こちらもご参考にどうぞ
http://blogs.yahoo.co.jp/beaucaillou7/51157678.html
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