[173]ディジョン大公祭り

ディジョンにある商工会議所青年部のメンバー達が2004年にこの祭りを成功させたのをきっかけに実行委員会を協会として発足し今年も大成功しました。これはこの町の新しい祭りとして毎年7月の最初の週末に今後も継続されます。今年は何と1万人の観光客が来たとか。半年間に及ぶ準備に実行委員会のメンバーとして皆にぶらさがっていた私としてもこの数字には感無量です。2日間猛暑の中、中世の衣装を来てプログラム配りを私も頑張ったのだから。
この祭りは大公時代を偲ぶという事から「中世祭り」ではありますが、ここはブルゴーニュの首都ディジョン。中世をテーマにした講演会、吟遊詩人、踊り、鷲のパフォーマンス、中世の庭園はもちろんのこと。観光局主催のガイドツアーも当時の格好で大公時代からの建造物見学。資料館ではある日の大公お食事メニューの展示、なども。

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[172]マスタード博物館(2)

「マスタード」はフレンチグルメ調味料の代表格としてその本拠地がわが町、ディジョンである事はすでに周知のことですが、近年、ワインの本拠地ボーヌにマスタード博物館が出来て人気沸騰中のため偵察に出かけてみました。本家のディジョンの博物館に対抗して新たに博物館を作るとは大した度胸じゃないの、ちょっと見せてもらおうか、と意気込んで行ってみたら。。。。。あまりの出来の良さに感動してボーヌのマスタードを買っちゃった。美味しければディジョンもボーヌもないわよ、胃袋で融合するわよ、と勝手な解釈をしながら。
ボーヌのマスタード会社「ファロ」のマスタードはミッシュランの星付きシェフからうちの船のシェフまで幅広く使われていて、うちの船のシェフによれば作る料理によってディジョンのマイユかボーヌのファロに替えるらしいけど、どう使い分けるのかまでは企業秘密と言われてしまった、そして、自分の舌でどちらのマスタードを使ったか当てて見ろとも言われて、くぅーんと鼻を鳴らして船のキッチンを去った。ケチー!

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