[49]子供時代の趣味3.竹細工(4)凧(たこ)-2-

2019年3月21日

第49回
■子供時代の趣味3.竹細工(4)凧(たこ)-2-
凧を作るには先ず骨格となる竹が必要ですから、成る可く太い竹を用意します。長さは1m位あれば足ります。これを先ず小刀と金槌で、幅5ミリくらいに裂いて行きます。本数は12?3本です。竹には厚みがありますから、唯裂いただけではダメで、1ミリくらいの薄さにします。長い竹ですからこれが意外と大変なんです。高級な凧だと此の骨1本1本に幅2ミリくらいの細い白い紙が巻いてありました。自作の凧にはそんなに手間を掛ける必要がないので省略です。
80cmの凧ですと、横桟は5本入れますから、幅50cmですと、左右2cmづつ出すと1本が54cmですからこれを4本揃えます。1本は一番上に使うので、厚みを3ミリか4ミリの厚いものにします。今度は縦の桟ですが、縦の長さは80cmの予定ですから長さ83cmのものを3本作ります。
そして今度は対角線に使う骨ですが、これは1mのものを2本用意します。此の筋交いは長かったら後で切り落とせば良いんです。これで骨の用意は出来ました。
骨の用意が出来たらいよいよ骨組みです。先ず一番上の少し太く作った横桟に等間隔に3本の縦桟を縛ります。これは上に出ないように凧糸の細い糸で縛ります。縛る箇所が非常に多いので、その都度その箇所にニスを塗って止めます。凧の両端には桟は付けません。縦桟は中心に1本、その両脇に12.5cm離して付けます。
次には一番上の横桟から15cmの等間隔で4本の横桟を付けますが、それぞれの桟は縦の3本の桟と交差した箇所を糸で縛ります。今度は一番上の両端から斜めにX型に骨を縛ります。これで骨組みは出来ました。
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