[141]銘醸街道カーブ巡り(1)

秋から来年の春にかけて船のシーズンが終わると私の仕事も少しは余裕が出てきて週末も自分の為の時間が出来ます。冬の楽しみはワイン祭り、友人達とテーブルを囲んでワインを思う存分楽しむこと。この時とばかり張り切ってワインの買出しに出かける。造り手もこの時期は忙しくないから喜んで迎えてくれる。
ディジョンからバスでも行けるFIXIN(フィッサン)村はジュヴレイ・シャンベルタンの手前の村。ここには日曜日でも見学試飲が可能なワイナリーがあり格好の週末カーブ巡りとなります。私の愛用しているワインのミッシュラン本みたいなアシェットのワインガイドにも紹介されているジョリエ・ペール・エ・フィスのカーブは圧巻です。この村のプルミエ・クリュの畑でも、このワイナリーが独占で作っているクロ・ド・ラ・ペリエールは最高と記述されているけど、この記述は嘘でなかった。私はソムリエでないし、ワイン専門家でもないから味については人それぞれの好みもあるだろうからここで薀蓄を言いませんが、わざわざブルゴーニュまでワインを飲みに来たならここへ寄ってよ!と一言言いたい。

“[141]銘醸街道カーブ巡り(1)” の続きを読む

[134]バッハから。。。。その2

私の大好きなブルゴーニュワインは何と言ってもジュヴレイ・シャンベルタン。その理由はブルゴーニュワインでありながらボルドーワインのような骨格と重みを感じれるから。ブルゴーニュワインの特徴と言われる野生的な香りもこのワインに感じられないのが私好みなんです。シャンベルタンにはグラン・クリュ(特級畑)があるけれど、ジュヴレイ・シャンベルタンはプルミエ・クリュ(第1級畑)まで。でもそれも良い。更に上を目指せる余裕があるから。
ジュヴレイ・シャンベルタンにぴったりのチーズは「アミ・デュ・シャンベルタン」というウォッシュタイプのチーズ。その昔、この村に住んでいたワイン農家のオヤジが自分の作るジュヴレイ・シャンベルタンを美味しくするチーズはないものか自ら考案して作ったチーズらしいけど。その名、「シャンベルタンの友」というだけあってジュヴレイ・シャンベルタンを最高に魅力的にするチーズです。チーズは食べる30分前以上に冷蔵庫から出すと室温で溶け出して美味しいのですが、ウォッシュ・タイプのこれはやはり1時間前に出して流れ出るようにとろけ出した所をワインでググーとやりたいもの。

“[134]バッハから。。。。その2” の続きを読む