[266]3つの風車で過ごす一日(3)

パリに残る風車の面影は3ヵ所。この3つの風車を機軸に1日観光なら。
アメリちゃんのカフェ、ムーラン・ド・ラ・ギャレットの後はやっぱり何と言っても世界で最も有名な風車の一つ、赤い風車、ムーラン・ルージュでのショー観覧でハイライトを迎えては。
嬉しい事に仕事でここへは何度も行く恩恵に。人によってはショーは一度だけで言いと言う人もいますけど、パリのこの手のものは何度行っても感動、全く飽きません。ここのショーは数年に一度しかプログラム編成しませんが、現在のそれ「フェエリー」はその名前、御伽噺というだけあって90分間の龍宮城体験かしら。フレンチカンカンに魅せられて気分はロートレックかな。
ここのショーは第一と第二があり、ディナー付は午後7時半から。ショーそのものは午後9時半ごろと午後11時半頃の2回。ディナー付きとドリンクのみ、どちらでも素晴らしいショーは確実ね。ただし、第ニ公演が終わるのは午前1時を回り、週末で無い限り地下鉄の終電は既に遅し。
仕事でここに案内するときによく利用するのが現地発ツアーのもの。お客様と一緒にタクシーを待つよりも観覧後にすぐバスで帰れるから疲れなしの上に安全。
ショーは素晴らしいのですが、食事はツアーだとやっぱりイマイチかな。現地発ツアーでも食事だけはエッフェル塔でのディナーとムーランがセットになっているのもあるのでそちらでも代替案にはなりるのが助かる。
現地発ツアーに参加で重要なのは申し込み用紙(バウチャー)は絶対に忘れないこと、これがないと支払いの証明にならないので現地でもう一度払い、後でバウチャーと引き換えに払い戻しが通常です。また、参加は旅行の最終日ではなく、最初の方に組むべし。遅刻やバウチャー忘れなどの理由で別の日に振り替えのために余裕を持っての予約。
このような場所でのお洒落は望ましいと思います。いくら観光客の多いところだとしても、パリの大人のハイセンスな社交場を意識して、是非ドレスアップしてお出かけ下さい。
シティラマ社バスツアー
ムーラン・ルージュのサイト
夢路とみこ

[265]3つの風車で過ごす一日(2)

殉教者の丘、モンマルトルにその昔、風車が合ったことは最近しりました。現在ではその面影を残す場所が3ヵ所あり、これを繋げると面白い1日観光になることも発見。ちょっとそれをご紹介します。
この3つの風車を機軸に1日観光するとしたら。。。。
アメリちゃんのカフェで朝食を取った後は、再びメトロ2番線のBlancheブランシュまで戻り、今度はプチトランでモンマルトル散策なんてどうです?そう、このメトロ駅の前にはプチトランもあり、これに乗るとサクレクールまで行けます。ものすごーくお昇りさんですが、何を隠そう、私はこれが大好き。だって坂道を過ぎるとかなり狭い道になるのですが、歩行者を「そこどけそこどけ」の勢いでプチトラン、(モンマルトルを約40分で一周、5.50ユーロ)が行くので、店内の商品やカフェでお茶する人たちの様子まで奥深く見えてこれが結構傑作だと思っています。
サクレクールまで行ったら、聖堂の中の売店で売っている聖クリストファーのキーホルダーなんかをお土産に買うのはどうですか。これについては本編213号をご参照に。ご利益はありますよ。
ランチはもうひとつの風車、ムーラン・ラ・ギャレットでどうですか。ここのシェフは三つ星で修行してきたというだけあって、料理が洗練されています。これだけ有名な観光地で、そして更に有名店出身のシェフの料理なのに昼の定食は17ユーロからというのはまったくの驚きです。定食も良いけれどでも是非アラカルトで。
メインコースのSaintJacquesGrillees,Topinambouret ChouxRougeConfits 28ユーロはホタテのグリルにトピナンブールというお芋の一種が付け合せなのですが、このお芋に注目。このお芋は戦時中から戦後にかけてここでは食べられていたらしく最近ではお洒落な食材として扱われています。かぶのようなサクサク感あり。Cochonde lait 27ユーロは餌は牛乳のみで育てた子豚のお肉を使っているからお肉が柔らかく甘味があります。合わせるワインはBeaujolaisChardonnay 28ユーロでしょうか。ボージョレで作られるシャルドネはその色合いと深みからどちらの料理にも合うはず。
ムーラン・ラ・ギャレットのサイト
http://www.lemoulindelagalette.fr/
夢路とみこ
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