朝起きたら「ロワゾー氏亡くなる」というニュースが飛びこんできた。
水の技法という料理を産み出してブルゴーニュの代表的な食材である蛙を使った料理で三つ星を掴んだコート・ドール県の星、ベルナール・ロワゾー氏に初めて会ったのは2000年1月でした。その調理法が日本人にとても人気がありファンも多いのでと某旅行会社の依頼で弊社のクルーズとロワゾーさんの料理、食材をテーマとしたツアーの企画が持ちあがりそのお願いに上がった時でした。
弊社の創立者がロワゾーさんのファンで30年近くも彼のレストランに通い故人とも親しいというのでその叔父様に連れられ初の三ツ星体験。打ち合わせはディレクターである夫人とその秘書の女性と私達4人のみ。食事のあと廊下で創立者の叔父様がガタイのがっしりしたまるで肉屋の店主みたいなオジサンと立ち話を始めた。ロワゾーさんご本人を一度も見た事もなく仏語もおぼつかなかったのでその人はお肉担当の人だろうとぐらいに思ってました。
[052]クスクスって知ってますか?
ディジョン中央市場の向かいにある店、La Theiere(ラ・テイエール)はチュニジア風のSalon de the(サロン・ド・テ、喫茶店)です。
店内は地中海を感じさせるブルーとチュニジアの柔らかな陽の光を感じさせBGMはアラブ風ロックや歌謡曲。その歌い方にこぶしを利かせるせいか日本の演歌をちょっとJAZZYにした感じです。ここはご近所に住むアラブ系おじさんたちの社交場。でも市場帰りの買い物客でここに立ち寄り一杯お茶して行く人や食事をして行く人達の中にはフランス人も多く、やはり彼らにとってもこの店はエキゾチックなんでしょう。
ここではアラブ風喫茶が楽しめます。お茶はミントティーをかなり甘くして濃縮した味。はじめて飲むと何だかチューインガムを飲んでいる気がします。慣れると結構クセになります。お茶は小さなティーポットに入れて運ばれてきます。ポットを高めに上げて滝が落ちる様に豪快に注ぎます。だから甘いミントの香りが鼻の前に広がり食欲をそそります。