まずは、パリからこの町への道順から説明しましょう。パリ東駅Gared’Estからナンシー行きのTGVに乗ります。直行便があります。所要時間は90分程度。ナンシーからはローカル線のTERに乗り換えます。バスに揺られて30分、バカラの駅前に到着。乗る前にきちんと運転手さんに「バカラよ、バカラ」と念を押してたので到着したときには私の顔を見て、「バカラに到着したよ」と教えてくれました。バカラの駅は無人駅。周辺にも「おやじ競馬カフェ」が一軒あるのみ。寂しい場所なので一人旅の人は、バカラ行きはやっぱり午後からの方がいいかも。
駅を出て、「おやじ競馬カフェ」を左に取るとその前に1本道があり、遠くに教会が見えます。その教会は丘の上、バカラの隣町、Deneuoreにある教会です。そこに向かってまっすぐ歩くこと5分くらいで、バカラの町の入り口に入ります。入り口となるところは十字路となっていて、左側にあの有名なバカラの工場、美術館、ブティークがあります。道路を渡って右側に観光局があります。ここはそれ程有名な観光地ではないので、観光局も日曜日、祭日は閉まっているので地図が貰えない。観光局のサイトから事前に地図をプリントアウトすべきでした。
私のお勧めのバカラ散策プランは
パリ東駅発 午前7時12分、ナンシー着午前8時42分のTGVに乗る
ナンシーでバカラ行き、直行TERに乗りかえ、切符は事前購入をお勧め
ナンシー発 午後12時、バカラ着 午後1時
到着したらバカラの町のカフェでランチ、お勧めランチスポットはブログを参照してください、季節がよければ、モダン教会の反対側で、バカラ市長舎の裏にある公園のベンチでランチというのはどうでしょう。この公園、元バカラ市長の市に対する貢献を記して作られた公園で、世界中の珍しい木々とバラ園がご自慢のようです。
午後2時から3時 バカラのクリスタルで作られたシャンデリアのある教会見学。午後4時から5時半、バカラ美術館見学とブティークにてショッピング。その後ナンシー経由でパリ戻りもありですが、やはりナンシーにも泊まってロレーヌ地方をご堪能下さい。
こちらのサイトもご参考にどうぞ
http://blogs.yahoo.co.jp/beaucaillou7/54285589.html
夢路とみこ
[315]フルヴィエール聖堂
私がリヨンとパリが似ているとよく思う理由のひとつにこの聖堂があります。ここへ行くには旧市街のサンジャン教会傍にあるフニキュレールというケーブルカーにのって丘の上に行きます。ここまでだとモンマルトルのアンヴェ~ルからやっぱりここもこれにに乗って丘の上まで行くから同じなのですが、リヨンの場合は上に行くのに2つの路線があり、ひとつはこの聖堂の前まで、もうひとつは別の場所に行くので間違えないように。
ずっとその昔、ローザンヌに住んでいたころ、レマン湖湖畔に行くのに駅付近のケーブルカー乗り場からこれに乗って下っていったものです。不思議なことに20年まえは将来またこれを身近に感じる生活の場所に住むとは全く思わなかったのですが、ご縁なんでしょうかね。
この聖堂はその歴史は古く、中を見学すると日本語を話される神父様がいるのでびっくり。何度かお目にかかり行くたびに「よかったらこれを読んでください」と冊子みたいなものを下さるのですが、神父様がいかにして日本語を学ばれたのか、日本語を話せるならリヨンの聖堂よりもパリのサクレクール聖堂にいたほうが良いのではないか、と思ってます。
聖堂の歴史や建築について何度かうちの船のガイドの説明を受けて、かつては通訳をしてたのですが全く忘れちゃいましたね。しかし、ここからの眺めは素晴らしいこと、夜になるとイルミネーションでこの聖堂がカラフルになること、そこばっかりは覚えています。ここからリヨン全景が見えるのですが、オペラ座のトースター、クレディリヨネのえんぴつ、ソーヌとローヌの中州などコンパクトになっているので写真スポットとしては完璧。
中世のペストの時代にはリヨン市民の病院として、第1,2の二つの大きな大戦の時代には市民が最初に救助を求めて逃げ込んだ場所、それがこの聖堂のようです。また聖堂の近くにはローマ時代の遺跡であるローマ劇場跡があり、今も夏になると野外劇が公演されるそうです。
まずは聖堂の見学、そのあと劇場の見学をしながら旧市街に向かって歩いて降りて行くことをお勧めします。夏ならばとっても快適な散歩になるし、またこの坂道沿いにはたくさんの昔風の家屋がありメルヘンチックです。
こちらもご参考にどうぞ
http://blogs.yahoo.co.jp/beaucaillou7/51366375.html
夢路とみこ