この町を特徴つけるものに砂のワイン、Vin de Sable ヴァン・ド・サーブルと塩田 Marais Salin マレ・サランがあります。どちらも観光見学が可能な施設があります。町から6キロ以上も離れた所にあるけれどバスが無くそこへ行くにはタクシー、レンタルサイクルまたは頑張って徒歩。私はパンを買って自転車で行きました。レンタル屋は港、遊覧船のそばにあります。
ワインメーカーのリステルと塩メーカーのバレンヌが観光客向けに無料のカーブ見学試飲と有料の塩田ツアーをやっています。ここへ行くにはGrau du Roiグラウ・デュ・ロワに向かう道を行きます。エイグ・モルトを出てすぐのところに橋があり、手前を曲がり道路沿いにまっすぐ4キロ程行くと Listelリステルの看板があります。その入り口から更に2キロ程砂の葡萄畑に添って行くとワイナリーに出ます。行くだけでもVTT(ヴェー・テー・テー、マウンテンバイク)で1時間は掛かります。
[031]エイグ・モルト その2
この町を一気に見たいのなら城壁の上と下を徒歩で周る事です。城壁上の遊歩道へ行くにはコンスタンスの塔の入り口にて入場料5.50ユーロを払ってから。塔の入り口側右には階段が、更に奥に入っての右側にはエレベーターがあり、それぞれ展望台へと行きます。絶景を楽しんだら地上へ戻り、別の上り口から城壁の遊歩道へと行きます。
コンスタンスの塔の当初の使用目的は灯台でした。1234年のナントの勅令で信仰の自由が見とめられ、プロテスタント派に市民権が与えられました。そして 6つの領土がプロテスタント派領土となりその一つにはエイグ・モルトがありました。しかし、後の太陽王ルイ14世の中央集権の政策目的で勅令が破棄されプロテスタント派信者は再び迫害されたのです。そしてこの塔はカトリックへと改宗しない信者を投獄し、後に女性信者の監獄となりました。