リヨンには大きな駅が2つあり、新市街地に停まるLyonPardieuと LyonPerracheがあります。この二つの駅はTGVだとわずか5分、トラムでも繋いであるので移動には困りません。世界遺産のある旧市街に宿泊するなら後者の駅の付近に泊まることですね。リヨンは旧市街、新市街、中洲と3つの区域があります。それはソーヌ川とローヌ川の二つの川に挟まれていて、その中に中州があるのですが、それはパリのシテやサンルイ島にも似ています。この川の水の色が違うことはすでに104号で紹介しています。
リヨンは南仏の玄関だから年間を通して温暖なイメージを持ってましたが、3月下旬に行ったらミストラルがすごくて一緒に観光した日本からの私のお客様は「ミストラル初体験」をしてしまいました。
この町は行政的にはフランス第二の都市らしいのですが、でも電車、メトロ、トラム、バスそして自転車ととにかく公共の交通手段が発達しているので移動が簡単なせいか、それほど大きな都市、広いところというイメージはなく、歩きやすいというのが正直なところ。大都市東京から比べるとパリもリヨンもおしゃれなお庭みたいなもんです。
メトロ駅bellecourtで下車してベルクール広場にまずは行きましょう。ルイ14世の騎馬像がある広場です。この広場の中央に観光局があるので、まずここで市内の地図をもらい、そして公共の交通機関が乗り放題になるリヨンパスを購入しましょう。ここパスは1日券からあり、美術館等の割引があるなど使い方はパリのそれ、パリヴィジットとほぼ一緒ですから。季節が良いなら自転車を借りてリヨン市内、特に川沿いを走るのはとっても楽しいし、クロワルスの坂道を登るのはよい運動になるので自転車の借り方などの説明もこの観光局にてどうぞ。
この観光局はお土産も売っていて、これ結構便利ですよ。お買い物をする時間の節約になり、その分観光に当てれるし。観光局で売っているだけあってシルクでもそれなりの品質のものがあります。この広場の付近には2つ星から4つ星のホテルなどいろいろあり、とにかく便利です。まず地図をもらったらカフェで一息つくのはどうですか。
こちらもご参考にどうぞ
http://blogs.yahoo.co.jp/beaucaillou7/51157678.html
夢路とみこ
[309]ブルゴーニュ生活博物館(2)
この博物館はサクレクール教会と隣接しているのでこの教会の見学と教会の展示室も見学が絶対に良いと思います。この教会には法衣や礼拝に使う、以前使われてた用具がいろいろとあります。法衣といっても服飾の観点からするとかなり興味深いものがあると思います。その色使い、仕立ての仕方、当時使われていた生地や糸の豪華絢爛なこと。フランス革命で多くの教会や聖職者が残虐の対象にならなければならないほど恨まれた財力がここに集結しているという感じですね。今日食べるパンがない人たちが充満しているこの場所でこれだけの贅沢な法衣を着ていた僧侶がいたもんかとおもいました。聖杯コレクションについて言えばまるでインディージョーンズの世界ですよ、全く。もしかしたらスピルバーグ監督はここに来たことあったのかしら。
この美術館はそもそも修道院の一部だったから、入り口は当時の回廊がそのまま残っています。この回廊、ロマネスク建築の美しさがとても映えているのですが、それは南ブルゴーニュにある世界遺産のパレ・ル・モニアルを思い出させます。パレよりまったく参拝者も観光客も少ないから静かに見れるのと夕方、ここに来ると光がアーチを通して入るのがとても綺麗に見えます。ディジョンに数日滞在されるようであればこの回廊で休憩するのはとてもよいリフレッシュになりますよ。その静寂さが全くの善です。
この美術館の見学の仕方はまず荷物をロッカーに預け、入館料、ロッカー代ともに無料です、階段を一気に3階まで上って、4階は子供向けのアトリエなどがあり展示物はないので、スキップ、3階からスタート。ディジョンはマスタードの本場だから昔ながらのマスタードの壷コレクションなんかあってディジョンらしい。
またここがエッフェル塔を建築したギュスターヴ・エッフェルの出身地であることは観光客にはしられてないけれど、この博物館にあるエッフェル塔をモチーフにしたいろいろなグッズで知ることでしょう。
詳細はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/beaucaillou7/51015139.html
夢路とみこ