この手の物には興味ないんですが、今の仕事の一つは現地発ツアーを扱う会社で、いつもこれを案内しているもののその実態を知らないので見学に行って見た。パリの日曜日はデパートやブティークはだいたい休みなのでショッピング好き、週日に観光のみでその時間が取れなかった人には悔しい日になる。暇を持て余す日にもなりかねない。だからアウトレットでも行ってみようか、という気になるのかもしれない。
ディズニーランドの近くにあるこれはパリからのバスツアーで行くとだいたい片道40分。午前10時15分発に出るから11時頃に到着。ウエルカムデスクで10%引きの割引回数券をもらい早速アタック。いやー、建物はディズニーランドのお土産屋みたいな可愛さ。
お店の数が多く、95件のブランドネームが揃っているというのが自慢らしい。ブランドによっては敷地内に2店舗もあったりするからその数は夥しいものでした。全部を見切れたわけではないのですが、でも安いというのは実感しました。確かに半額近くまで値引いているし、サイズも豊富にありました。
初めてのアウトレットで私が気に入ったのはカンペールの靴。ツアコンの友人がいつもこれを穿いていて足が疲れないと言っていたので興味はありました。入って穿いてびっくりしたのは、ちょっとヒールのある靴なんですが、ヒールの部分がシリコンなのでクッションが効いていて膝に負担が掛からないこと。私は足が悪いのでヒールはここ数年ほど穿いてないのですが、そこに釘付けになり2足買ってしまった。共に半額料金で。
洋服、カバン、食器、よりどりみどり、その次に私の目を引いたのはキッチン用具のお店。Lagostinaというお店。釘付けになって暫く離れられなかったのはミニ圧力鍋。1,2名の調理にはぴったりのこれ。今からの季節、ホワイトアスパラが美味しいのでこれがあると便利。私は玄米派なのでやっぱり圧力鍋で作るのが簡単で早いしおいしい。これでやっと南仏カマルグ産の玄米を食べれるぞ!
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カンペール
Lagostinaイタ飯レシピあり
夢路とみこ
[271]ヴァンヴの蚤の市
観光客の案内でよく頼まれるのが蚤の市散策。有名なのはパリは北の方にあるクリニャンクールのそれ。北がクリニャンなら南はヴァンヴ。こちらは完全に庶民派、フリーマーケットののり。がらくた市、ガラージセール、そんな名詞で形容したい場所です。
ここに来るにはメトロ13番線はPorte de Venvesで下車。地上に出て前方に花屋が見えるのでそこを過ぎてまっすぐ行くとすぐに見える、テントの数々。この蚤の市や古いレースやぼたんが有名らしいと以前聞いたことがあります。そのせいでしょうかね、レース屋さんの前では値段を交渉する人、ボタン屋ではかわいい、そしてレトロなぼたんを見繕う若い日本人観光客を良く見かけるのは。ここは土曜日と日曜日とやっているので日曜日どこに行く予定も立ててないときにはおあつらえむきの散策の場だと思っています。
距離的には全部のお店を含めてもたぶん数キロもないんでしょうから、時間的には1時間もあればざっと見れます。蚤の市の先には食品の青空市場、マルシェもあるので両方楽しんでも2時間程度?じっくり交渉してお目当ての商品をゲットするのも入れると3時間くらい。
ヴァンヴの蚤の市サイト
出店者のリスト、写真をクリックすると良く見えます
http://pucesdevanves.typepad.com/exposants/specialites.html
日本語でも紹介しているボタン屋さん
http://pucesdevanves.typepad.com/exposants/2008/02/hebert-eric.html
午前中にここを見学して、メトロ駅前からトラムT‐3はPorte d’Ivery行きに乗りPorte de l’Orelansまで行き、ここでランチをするのが私のお勧めコース。トラムに乗れる楽しさが味わえるから。停留所前にあるブラッスリー Paris Orleansはお洒落な店。大声でデジュネーDejeunerと叫ばないと入り口付近のテラス席にあてがえられてしまいます。
私が好きなのはSaucisse et Aligot ソーセージとアリゴマッシュポテトの一皿16ユーロ。アリゴはマッシュポテトの中にフレッシュクリームとカンタルかライヨールチーズを入れてのびのびに延ばした歯ごたえの「かじるマッシュポテト」です。
http://www.parisorleans.com/