エスカルゴは大公時代から美食として知られフランス高級食材のひとつ。その食べ方も地方様々で、バターとパセリの詰め物をするのがこの地方。「最初に食べた人は偉い!」とどっかのガイド本に書いてあったけどこの勇気者は大公就き「黄金の羊毛騎士団、トワゾンドール」の一人だったのか。でもそれを言うならば日本で「さざえ」を最初に食べた人も偉いはず。
エスカルゴは「ブルゴーニュ」の名物であってディジョン特産ではありません。似たような名前の「ディゴワン」がお祭りを仕切っています。エスカルゴ好きの私はお祭りを知ってエスカルゴにローラーブレードを付けた勢いで村へと。祭りは8月の第一週末、土曜日の夕方から始まり夜には付近の運河橋辺りで花火が揚げられ飲めや歌えや踊れやです。メインイベントの「有料試食会」は土曜日の夜と日曜日は12時から。日曜日にこの村へ行くには、パレ・ル・モニアルからバス11時26分発ディゴワン駅着11時41分、片道2.30ユーロを利用すべし。駅から祭り会場(Salle de Fete)までは徒歩5分。帰りは電車、ディゴワン駅15時23分発、パレ・ル・モニアル15時33分着
[159]クレマン祭り
ディジョンからパリに向け郊外行きバスTranscoで北上すること約90キロの約90分、片道17ユーロのシャティヨン・シュル・セーヌの町は毎年3月の第3週末にクレマン祭りを開催。ブルゴーニュ内外から観光客が押し寄せる。シャンパンはちょっと高いからクレマンをというのが狙いのようだ。
シャンパン製法で作られるこのスパークリングワインは私にとっては普段着のシャンパンみたいなもの。のどごしがスッカァーとして甘いケーキなんかと合わせるには最高といつも思う。ちょっとかしこまった御呼ばれに持って行っても喜ばれるし、これからの暑く渇きの激しい季節にはやっぱりこれが冷蔵庫に入ってないと落ち着かない。ので、どんな造り手が美味しいんだろうかと興味津々で出かけた。