私の仕事は二つ、滞在型観光船である弊社の船、ホテル・バージ旅行の市場開発と販売を含めたマーケティングそして日本から団体乗船客があるときにコーディネーターとして船に乗船しこまごまとした仕事をする事。弊社には日本人私一人しかいないからとりあえずは二束のわらじで仕事をしていますが、船に乗るとそのわらじが3足にも4足にも増えます。
船でのお仕事。朝6時起床。お粥作りで朝が始まります。欧米風朝食ビュッフェに日本のお粥は箸休めになると好評。船のクルーたちも時々相伴しています。それも牛乳と砂糖を入れて甘くして。
お客様が観光に出かけるのは午前か午後のどちらか、残りの半分はクルーズ時間。ワイナリー見学時の通訳以外は添乗員さんが通訳されるので私はお留守番。その間に食事のメニューや明日の予定表の翻訳と配布の準備。メニューの翻訳は食いしん坊の私の腕の見せ所。シェフが頑張って美味しいものを作るのですから、それに相応しい日本語でお客様の食欲をそそらねば。
[119]カンペール味処
旅行中の食事で困るのは日曜日と月曜日。カトリックが色濃いこの国の日曜日は家族デー。家族揃ってご飯というのが多いのでレストラン従業者も休みを取るのが多く、また休んでも結局家族サービスで休みが休みでないから月曜日もお休みというのは少なくありません。忘れてはいけない、ここはおフランス。コンビニ、24時間営業の飲食店と消費者天国の日本とは大違い、勝手が違う。
味にこだわりを持つ旅行者は屋内市場、Hallesへ行くべし。そこは日も月もやっている。ここにはお惣菜屋、ロースト肉屋、チーズ屋、パン屋、ワイン屋があります。ブルターニュらしいと私が感動すらしたのはクレープ屋を見た時。チーズ屋で買ったTomme de Nevet aux argues(わかめ入りのトムチーズ)には「そこまでするか」と苦笑さえも。わかめのジャムもこの地方の特産品。リンゴだけの専門店があるのもこの地方らしい、そこで買ったリンゴのお酒、シードルは絶品。葡萄がなくても林檎あるさ。
場内乾物屋、Monde Saveursにはこの地方特産品の横綱、ゲランドの塩、それもワカメ入りとスパイス入りが計り売りで買えたので塩に拘る私は早速購入。この地方在住日本人、小林コリンさんが書いたゲランドの塩の本に感動し、パリでこの塩を見つけて以来、南仏カマルグの塩同様に私のお気に入りの塩。