毎週火曜日、木曜日、金曜日そして土曜日はディジョンで大きな朝市が立ちます。市が立つと言ってもディジョンはいちおうにも都市ですから屋内マーケットです。19世紀の産業革命の影響を受けブルゴーニュで最初に建築された鉄筋建築物というのが自慢らしい。でも内容も自慢出来ます。ここはブルゴーニュ人の胃袋そのものです。
私は自称グルメ、周囲に言わせると「くいしんぼう」という事でこのマルシェが大好きです。スーパーから比べると割高ですが近くの村で栽培された新鮮な野菜やそれぞれのお肉屋さんの味が良く出ているお惣菜が好きで良く買います。お惣菜は100グラム単位から買えます。知り合いが日本から訪ねて来たら必ず観光案内にここを選ぶし、また一緒に買い物をして我が家で昼間から一杯というのはいつものお決まり。
[038]アルザスワイン街道 その2
サンティエールが開催されるシェールヴィラー村にも幾つかシャンブル・ドット(B&B)はあるけれど中々予約が取れません。だから私はこの村のすぐ隣にあるセレスタ町のホテル、それもロジ・ド・フランス加盟ホテルに泊まりました。このロジ・ド・フランスなるものはホテル内に美味しい郷土料理を出してくれるレストランがある協会です。味のレベルは煙突マークが示してくれます。最高店は煙突3本。1本でもかなり美味しいですよ。
私が泊まったホテル、ヴァイランは煙突1本。ホテルとしては3つ星。駅からも近いし田舎だから部屋が安くて広くて設備が良くてとありがたい。ここはデミ・ペンション(朝食、夕食付き宿泊)もあるので外に出て食事する元気がない人にはおあつらえ向き。レストランも宿泊客が中心だから地元の酔っ払いやスノッブもいなく、外国人女性の一人旅でも安心でした。
アルザスと言えばシュークルート(酢付けのキャベツの白ワイン煮)だけどやはりここではリースリングワインで作ったソースの魚料理を食べるべし。だってリースリングの本拠地、シェールヴィラー村はすぐ隣だし、シュークルートなら駅構内のビストロでも食べれる。地元産のワインのハーフボトルも充実してますよ。