エスカルゴは大公時代から美食として知られフランス高級食材のひとつ。その食べ方も地方様々で、バターとパセリの詰め物をするのがこの地方。「最初に食べた人は偉い!」とどっかのガイド本に書いてあったけどこの勇気者は大公就き「黄金の羊毛騎士団、トワゾンドール」の一人だったのか。でもそれを言うならば日本で「さざえ」を最初に食べた人も偉いはず。
エスカルゴは「ブルゴーニュ」の名物であってディジョン特産ではありません。似たような名前の「ディゴワン」がお祭りを仕切っています。エスカルゴ好きの私はお祭りを知ってエスカルゴにローラーブレードを付けた勢いで村へと。祭りは8月の第一週末、土曜日の夕方から始まり夜には付近の運河橋辺りで花火が揚げられ飲めや歌えや踊れやです。メインイベントの「有料試食会」は土曜日の夜と日曜日は12時から。日曜日にこの村へ行くには、パレ・ル・モニアルからバス11時26分発ディゴワン駅着11時41分、片道2.30ユーロを利用すべし。駅から祭り会場(Salle de Fete)までは徒歩5分。帰りは電車、ディゴワン駅15時23分発、パレ・ル・モニアル15時33分着
[177]ようこそ日本へその6
フランス語でBar a Vin(バー・ア・ヴァン)はワインバー。つまりグラス1杯から気軽に色々な種類のワインが楽しめる店のこと。私のペースと量に合わせてしっかり飲んでくれる人と会うときはビストロへ行きボトルオーダー、一人の時はワインバーと使い分け。バー・ア・ヴァンはカウンターでも飲めるからバー、日本で言うところの「立ち呑み」ってやつ。日本に帰りホテルで荷物を解いて駆け込むのは東京なら「立ち喰い蕎麦」屋。大阪なら「立ち喰いうどん」屋。これはディジョンのワインバーでボーヌから北に向うワインを飲み、ボーヌのワインバーではボーヌから南に向うものを飲みたい。飲んでいる場所に近い畑のものを飲む事で頭の中で「葡萄栽培の1年」が走馬灯になるという私だけの変なこだわり。