ビヤンヴェニュー(ようこそ)!ようこそディジョンへ!ブルゴーニュ大公とマスタードの町ディジョンへ。でもここはそれだけではありません。その魅力は四季を通して尽きる事なし。これから少しずつディジョンを紹介して行きますので私と一緒に誌面旅行をお楽しみ下さい。
パリやリヨン、ボルドーのような大都市なら到着してからホテル探しなんて無理ではありません。でも、国際見本市や会議が良く開催されるこの地方都市ディジョンでは1週間前でも満室という事は珍しくありません。ディジョン訪問が決まったらなるべく早くホテルの予約を入れた方が吉。駅前ロータリー付近には3星、2星のホテルが数件。ホテルにレストランがあるものとないものと様々。
[001]トラン・ブルー
ドゴール空港からパリリヨン駅まで来た貴方はTGVの出発時間までぶらりぶらりとお散歩ですか?ちょっとリッチに過ごすならやっぱりアガサクリスティーのミステリー小説のタイトルにもなったレストラン「トラン・ブルー(ブルートレイン)」。
駅構内の2階にありますよ。最近ではリュック・ベンソン監督作「ニキータ」で激しい銃撃戦のシーンの舞台がここでしたよね。このレストランでディナーとなるときちんと正装しなければならないし、ランチだって予約が必要です。でも朝7時からやっている朝食は予約なしでも入れます。優雅なモーニングを味わいたい方は「トラン・ブルー」でどうぞ。
美食はブルゴーニュに着くまで我慢、でもお腹がすいたという方はTGV内にあるブッフェでどうぞ。イギリス風サンドイッチ(三角サンド)はパックものですが結構いけますよ。TGVのブッフェを担当するワゴンリーという会社が車内グルメに力を入れ出したようです。宣伝も以前よりずっと美味しそうな写真を起用しているし味もまんざらじゃない。パリリヨン駅?ディジョン駅までの90分、TGVのブッフェの味を楽しむのも旅の醍醐味?
日本の場合、地方都市だって駅前には「駅前商店街」なんかあってかなり賑やかなのですが、フランスの場合、駅から市の中心地に行くまでちょっと歩く事がよくあります。それでもディジョン駅は地方都市の駅だから少しは活気があります。