[241]リレーエッセイ

フランスはパリとニースがダントツの人気スポットですが、それだけではありません。それ以外があることが十分に知られてない理由のひとつに、その魅力を紹介できる人がまだまだ少ないからです。
仕事でフランス各地を旅していると、だいたいどこにでも日本人在住者がいるのは驚きであり、喜びでもあります。親しくなればなるほどにその地の情報が入り、ますますフランス地方の魅力に触れることに。日本のフランス政府観光局は「パリから先のフランスへ」というテーマで長い間、地方観光のプロモーションをしています。
メディアで紹介されればすぐにその地方は一躍人気観光スポットになります。でも、紹介されるのはその地方の魅力のさわりであって全てではありません。ディジョンに5年半住んでいた私だって、いまだにブルゴーニュの魅力を常に発見し、その新鮮さと奥深さに酔いしれています。フランスは広い、でっかい!
私たちが伝えたいフランスの魅力は湧き出る泉のごとし。特に、旅行企画の仕事を手がけるようになって「パリからその先のフランス」を紹介するにはもっと掘り下げた情報が必要となります。そこでこの企画に乗ってくれた「フレンチスタイル」(前号紹介)の主と相談して私たちフランス各地に散らばる「フランス観光企画プロジェクト」に興味がある人を募ってみました。
皆さんそれぞれにフランスに対する思いは熱く、また、それを日本から来る観光客に伝えたいという気持ちに溢れる方々ばかりでした。でも、この仕事、やってみていつも思うのですが、私たちが「見せたいフランス」とお客様である観光客が「見たいフランス」にはいつもギャップがあること。それをどう埋めるかが手腕の見せ所なんですが。
フランスを見たい彼らは「パリとディジョンとニース」を一日で巡る」、なんて「空飛ぶカーペットツアー」的な要求はまだまだ続きます。でも、私達は滞在型ツアーへの移行を目指してリレーエッセイ的なブログ「フレンチスタイル」を使ってこの国の魅力を紹介する手段を選びました。
フレンチスタイルブログ
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アルザス通信
ボルドーニュース
夢路とみこ

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