[179]にわかブルギニヨン3

旅行中の楽しみはどんなところに泊まって、どんな食事を楽しむか。フランスには英国のB&BにあたるChambre d’Hoteシャンブル・ドットがあり、中には夕食も用意してくれるTable d’Hote ターブルドットがある。私が今回選んだのは「農家のシャンブル・ドット」目的地移動のタクシー料金を含めても都市のホテルに宿泊してレストランで朝,夕食にワインを付けて払う合計額とほぼ同じ位の料金でいつもの宿とは違った体験が出来るのが民宿宿泊だと思います。
パレ・ル・モニアルからタクシー代片道20ユーロ程度で辿り着いた所はディジョンからは想像もつかない広々とした牧場。母屋とは別に物置小屋だった事が嘘のように完全に美しい客室に作り変え、お洒落なマダムのセンスが行き届いた可愛いお部屋が私達を待っていた。部屋は3室で最大でも8名しか泊まれない。お部屋に生けられていた薔薇はお庭の摘みたて。
農家だから牛、羊、鶏、ウサギ、犬までいて賑やか。窓を開けているとメェメェ聞こえる。ここで私は初めてブルゴーニュ・ノワール種の鶏を見た。いつもは市場でローストチキンになっているものしか見た事ないけど、生きて走り回っているのにびっくりした。

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[178]エスカルゴ祭り

エスカルゴは大公時代から美食として知られフランス高級食材のひとつ。その食べ方も地方様々で、バターとパセリの詰め物をするのがこの地方。「最初に食べた人は偉い!」とどっかのガイド本に書いてあったけどこの勇気者は大公就き「黄金の羊毛騎士団、トワゾンドール」の一人だったのか。でもそれを言うならば日本で「さざえ」を最初に食べた人も偉いはず。
エスカルゴは「ブルゴーニュ」の名物であってディジョン特産ではありません。似たような名前の「ディゴワン」がお祭りを仕切っています。エスカルゴ好きの私はお祭りを知ってエスカルゴにローラーブレードを付けた勢いで村へと。祭りは8月の第一週末、土曜日の夕方から始まり夜には付近の運河橋辺りで花火が揚げられ飲めや歌えや踊れやです。メインイベントの「有料試食会」は土曜日の夜と日曜日は12時から。日曜日にこの村へ行くには、パレ・ル・モニアルからバス11時26分発ディゴワン駅着11時41分、片道2.30ユーロを利用すべし。駅から祭り会場(Salle de Fete)までは徒歩5分。帰りは電車、ディゴワン駅15時23分発、パレ・ル・モニアル15時33分着

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