フランスは古城が多いことで知られますが、その代表格はなんと言ってもロワール地方でしょう。しかし、荒城、ホテルに改装された城、個人所有の城と古城そのものであればその数の多さではブルゴーニュ地方がフランス一と言われます。これもまたブルゴーニュ大公の勢力の証か。
日曜日の朝ディジョン駅ロータリー発11時10分の郊外行きバスTRANSCOに乗る。ボーヌ市内を12時過ぎに経由して銘醸街道をボーヌ丘陵地帯沿いに南下して美しい古城のあるLa Roche Potに12時34分に着く。(月~土は12時15分発でボーヌ駅前のバス停を1時13分に通過,日曜日は駅前を通過せず)乗車時に片道料金8.50ユーロを払う際に「シャトー、ラ・ロッシュ・ポ」と強調する。バス停は城の入り口から500m程離れた所にあるので必ず麓前で降りよう。ここから坂を登り城までの道のりはちょっとした運動だから。
[174]ムルソー村「歩け歩け」
私が夏を感じ出すのは猛暑でもテラスカフェでもなく「白ワイン」が恋しくなりだしたら。普段は赤ワイン消費が多いのですが、夏はやっぱりロゼと白が倍増する。ブルゴーニュの白はシャブリが有名ですが、ちょっとお金に余裕があるときに手が出ちゃうのが「ムルソー」割り勘の時にこのワインを注文するにはやっぱり周囲の同意が必須な位にちょっと贅沢な1本。だからムルソー村で「グルメ歩け歩け大会」Rando Gourmandがあると数ヶ月前に知った時は歓喜の声をあげてすぐに予約。
今年で2回目の開催となったこの大会の参加者は僅か370名(他の大会はどこも1000名)そして参加者には地元民、地方人、国民そして近隣の外国人に混じって私たち2名の日本人。村役場の入り口には参加者出身国が掲示されていて2名でも堂々とJapon(日本)と書いてあり歓迎の意が嬉しかった。