[023]オランダ その1

最近、オランダの運河、河川、湖を1週間かけてクルーズする旅行をしました。この国は欧州でも際立って前衛的な、改革の進んだ国だと思いました。それはまるで米国におけるカリフォルニアのようにいつも前進し、チャレンジ精神が旺盛だからでしょう。かつてはオランダもブルゴーニュ大公領の一部、考えれば従姉妹のような関係です。本編から3回にて少しオランダをご紹介。
オランダが前衛的な例としてまず、マリファナ、マジック・マッシュルームなどのハーブ系ドラッグと呼ばれるものの使用は合法。アムスを始めとして立ち寄った町はどこでもcoffee shopの看板を掲げた合法ドラッグの店がありました。覗いてみたら皆さん揃ってトリップ中でした。お茶をする店の看板はCafeです。お間違いの無いように。
欧州のどの国よりも先駆けて同性の婚姻が法的に認められているところなんてまるでカリフォルニアのよう。カトリック教徒の多いフランスではまだまだそこまでたどり着くには精神的改革の時間が必要となるでしょう。今は合法になっている中絶手術でも大半の医者が拒むため、国境を超えてスペインで行う事が常だからです。

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[002]ユーロパニック-ユーロ通貨の両替にはご用心

元旦からユーロになったものの、スーパーや一般企業が営業開始したのは1月2日から。新通貨が引き起こすちょっとしたパニックに遭遇し始めたのもこの日からです。
ユーロ表示がされる様になったのは昨年秋からだから充分に準備期間があったわけなのに、いざそれが流通し始めたら周辺がやたらめったら興奮気味。初めて海外旅行をした時に購入した外貨を手にして大喜びした自分の姿を思い出してしまいました。でも微笑ましいと感じたのは1月2日のみ、それ以降は私の生活までパニック。
3日の朝、ランチを買うお金(ユーロ)がない事に気付き手持ちのフランを持って近くの郵便局へ。始業時間の8時半まえなのにものすごい行列。待っていたら午前中が過ぎてしまうと思い銀行へ。銀行は更にすごくロビーには溢れる人、カウンターにはお札の山を抱えてユーロ交換しているお年寄りがいました。フランスにも「箪笥預金」という言葉があるのかもしれないと思いました。その日の交換は諦めCD機でユーロを引き出したらその小ささに「まるで子供銀行」などと思い、後日手にした硬貨の真新しさに「やっぱり子供銀行」と感じてしまいました。

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