ステーキタルタルとはタルタルソースがステーキにかかっている、というものではありません。これは牛肉の挽肉の生に玉ねぎのみじん切り、ケッパーをいれてそれをウスターソースやマスタード、タバスコソースなどを混ぜて、生卵でつないだ料理です。味はネギトロによく似ています。
最近の私のレストランでの追っかけ料理はこれ!メニューにこれを見つけたらほぼ毎回注文します。すごいときはランチとデイナーに2回も食して、気分はカーニバル、一人謝肉祭でした。夢路とみこ、長年の海外生活の疲れから猛獣化へと!!!と皆様、怖がらないで下さい。これは紹介したいほどに美味しい料理なのですから。
以前からこの料理は知っていましたが、もともとステーキや赤みの肉がそれ程好きでないので特に気にも止めてませんでしたが、ある時、観光アテンドの仕事の際にお客様がこれを注文し、「僕ね、これが好物でお店で見つけたらほぼ必ず注文するんですよ。このお店美味しいですね」がきっかけ。このお店は上記の材料を上手く調理して食べやすい味付けにしていた。
確かにこのステーキタルタルなるもの、店によってはきちんとシェフなりお店の人が混ぜ合わせてくれた物を持って来てくれる所があり、メニューにFacon a la maison自家製と明記されています。そうでない場合は生肉と材料セットが運ばれて自分でまぜまぜします。私も自分で混ぜ混ぜしたこと数回ありますが、やっぱりプロの方が絶対に美味しい。自分でやると気分はますますライオンになった感じでがぉー!と叫びたくなります。
このお客さんと最近またパリで再会して、サントノレにあるワインバーへ。ここでも見つけたぞ!自家製のステーキタルタルを。こちらのお店では隠し味なのか明らかに自家製と分るマヨネーズが加えられていて白味がかったステーキタルタルに。これが酸味の利いたムーリスとそしてサンジュリアンの赤に合うこと。二人の笑顔はほころぶばかり。タルタルハンターとみこが誕生!
ワインとステーキタルタルを堪能するならこのお店、日本語メニューもあります有名な店だからパリのあちらこちらに店舗があります。レクリューズ店長のエルヴェさんの笑顔がすてきなサントノレ店は年中無休で午前8時から夜中1時までだからボルドーワインファンで日、月の食事処探しにはここ駆け込み寺かもしれない。
レクリューズ
http://www.leclusebaravin.com/
夢路とみこ
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