ブルゴーニュワインの本拠地ボーヌで最近BIOワイン、つまり有機栽培ワインのフェアーが開かれたのは最もらしく、かつ画期的だった事だったのかもしれない。
シャンパーニュ、ブルゴーニュそして言うまでもなくボルドーなどは大掛かりな市場開拓せずとも知名度は既に高く世界中の注目を浴びている。高級品でも文句なしによく売れる。だからそれらに競合するのではなく、高級、有名産地とは違った方向で新たな地位を確立しようとしているのかロワール地方と南仏がこの BIOワインに掛ける情熱は今や頭角を著しつつ南ブルゴーニュはソーヌ・エ・ロワール県やアルザス地方でもでも取り組み出したとか。
以前フランスに2年以上滞在し、このBIOワインの買い付け先を模索していた日本人夫婦と親しくしていた事があります。今は日本に帰り日本のワインファンにこのBIOワインを紹介すべくその基盤を固める準備中。この二人から私はBIOワインの洗礼を受けその奥深さを教えてもらった。
[053]コート・ダジュール
南仏というところは3つのルートに分けると面白い旅ができると思いました。一つ目はピーター・メイルの世界が広がるプロヴァンスルート、2つ目はカルカッソンヌの月と異端カタリ派の歴史を巡るランドックルート、そして三つ目はイギリス人だって避寒して来るほどの暖かい紺碧海岸、コート・ダジュールルート。
コート・ダジュールルートを旅するのならニースかカンヌを起点にすると効率の良い旅が出きると思います。ニースはとても大きな町なのでホテルは駅前よりも市街中心街に取り、郊外行きバスをフル活用すれば海岸沿いの観光地はだいたいカバー出来ます。鷲ノ巣村の数々にもやはりバス利用が便利。車窓からの風景はため息が出るほどに美しく建ち並ぶ高級住宅の数々にはうっとり、でもあんな岸壁のところにたてられるのもここには地震もなければ津波もないから崩壊の危険にさらされてないからでしょう。