ブルゴーニュワインの本拠地ボーヌで最近BIOワイン、つまり有機栽培ワインのフェアーが開かれたのは最もらしく、かつ画期的だった事だったのかもしれない。
シャンパーニュ、ブルゴーニュそして言うまでもなくボルドーなどは大掛かりな市場開拓せずとも知名度は既に高く世界中の注目を浴びている。高級品でも文句なしによく売れる。だからそれらに競合するのではなく、高級、有名産地とは違った方向で新たな地位を確立しようとしているのかロワール地方と南仏がこの BIOワインに掛ける情熱は今や頭角を著しつつ南ブルゴーニュはソーヌ・エ・ロワール県やアルザス地方でもでも取り組み出したとか。
以前フランスに2年以上滞在し、このBIOワインの買い付け先を模索していた日本人夫婦と親しくしていた事があります。今は日本に帰り日本のワインファンにこのBIOワインを紹介すべくその基盤を固める準備中。この二人から私はBIOワインの洗礼を受けその奥深さを教えてもらった。
[063]ソワレ・エタップ
仕事柄、私は時々観光地の下見に出掛けます。自費の時が多いのでいつも安宿なのですが、地方の宿で「これは有難い」と思う宿があります。それはSoiree Etape ソワレ・エタップやDemi-Pensionドミ・ペンションというまるで日本の民宿のように朝食と夕食込みのホテルが町中にあること。
田舎に行けばGite de Franceジッド・ド・フランスという民宿協会に登録している一般家庭はあるけれどその殆どが郊外のため車がないと行けない。女性一人旅だと食事をするレストランを見つけるのが大変。言葉に不自由がなかったとしても夜8時過ぎに一人でレストランに入るのはちょっとひける。レストラン側も儲かる時間帯の一人客はあまり歓迎しない。またレストランは大人の社交場としているフランスでは女性がエスコートや同性の同行者もなしでは入り難い雰囲気がおのずとあります。