ディジョンからパリに向け郊外行きバスTranscoで北上すること約90キロの約90分、片道17ユーロのシャティヨン・シュル・セーヌの町は毎年3月の第3週末にクレマン祭りを開催。ブルゴーニュ内外から観光客が押し寄せる。シャンパンはちょっと高いからクレマンをというのが狙いのようだ。
シャンパン製法で作られるこのスパークリングワインは私にとっては普段着のシャンパンみたいなもの。のどごしがスッカァーとして甘いケーキなんかと合わせるには最高といつも思う。ちょっとかしこまった御呼ばれに持って行っても喜ばれるし、これからの暑く渇きの激しい季節にはやっぱりこれが冷蔵庫に入ってないと落ち着かない。ので、どんな造り手が美味しいんだろうかと興味津々で出かけた。
[158]花の祭典
元同僚で仲良しこよしのヴェロちゃんが「花の祭典、フロリッシモ」が開催されたから行こうと誘ってきた。この祭典、3年に一度開催されるらしい。でも今年はこれと一緒に世界蘭展も来たから会場となったパレ・ド・コングレ(展示会場)はてんやわんやの人だかり。高速を使えばジュネーブもフランクフルトも 3,4時間だからスイスやドイツナンバーの大型観光バスも集まった。蘭展の方は確か5年に一度かなんかでフランスに来るのは初めてらしい、パリでなく、ディジョンということがディジョン人のプライドをくすぐる。
フランス人はラテンだからフラワーアレンジメントがダイナミック。週一に花屋で切花を買うけれどそこにあるブーケの色使い、プランターの植え方、植えているもの、花の中にドカーンと姫リンゴとかミニパイナップルとか大胆に入っているのが面白いというか奇妙というか。花の配色も日本ではペールカラー、パステル色が多い気がしますが、こちらは情熱的な原色。