カンヌから行く鷲ノ巣村はビオット。国鉄BIOT駅からバスで登る事10分。途中車窓から上を見上げると「鷲ノ巣」ぶりがはっきりとします。でもバスの速度が速すぎて中々シャッターチャンスが掴めないのが残念。
レイモン・ペイネという画家を知っていますか?みつはしちかこの「チッチとサリー」の様な絵柄を描くイラストレーターです。(もちろんペイネの方が古株)彼の美術館はアンティーブにありファンなら立ち寄りたい町ですが、ビオットの観光局の中に何故かしらペイネ作品のギャラリーがあります。こんなところで再びペイネ作品にお目に掛かれるとは嬉しい驚き。ペイネがビオットをテーマに描いた作品のコレクションが展示されています。これだけでもビオットに来た甲斐がありと思いました。
ガイド本によるとビオットはガラス細工の町とあり、それは本当なのですが、とてもふらりと立ち寄ってお土産に買うという代物ではなく、かなりの芸術品揃い、つまりお高い。欲しいものはたくさんありました。VISAを始めとしてJCBも使用可というところから日本人観光客も多いのでしょう。でもみんな買うのかな?
[014]パリ4区・その1
パリ4区へ行くならばカルナヴァレ美術館とカフェ・デ・ロージエに寄ることをお勧めします。美術館は常設展が無料、特別展は有料です。
前回私がここを訪ねた時の特別展は「マルセル・プルーストの失われた世界」がテーマでした。近代的な肖像画から始まり、ファッション誌のように当時の貴婦人のドレス姿にはうっとりさせられました。常設展の方はフランス革命に関する資料がたくさんあるので、漫画と宝塚の「ベルサイユの薔薇」でしっかりフランス革命史を学んだ昔を思い出しました。この美術館は学芸員不足らしく一部の展示室の公開は午前中のみです。
午前中公開展示室の中に「ナポレオン3世のアパルトマン」があります。私はここに来るまでナポレオン・ボナパルト以外にナポレオンがいるとは全く知りませんでした。この3世さん、ボナパルトの甥に当り、現在の美しいパリの基礎を築いたエラーい人のようです。