[183]運河橋に魅せられて

船好きの私が運河クルーズに拘るのは、そこには運河ならではの建造物が幾つもあるからです。これは河川クルーズでは味わえない、それは運河橋。
例えばロアンヌ・ア・ディゴワン運河の運河橋。建設期間は1834年から4年。全長6M、深さ2.3M。下のロワール川まで12M。通行中の船の写真は運河沿いの遊歩道から撮れます。また船のデッキから下のロワール川を眺めるのも圧巻もの。川の上を運河が通ってるなんて信じられない光景です、が本当!
ラテラル・ア・ラ・ロワール運河に掛かるゲタン運河橋はローマ建築の水道橋を思わせる7本のピアが支えます。長さ343M、幅10.65M、 1831~38年に建設されたものです。この下もロワールは流れる。付近には下にSNCF(国鉄)が走る運河橋もあって、列車の上をクルーズするのは船旅の醍醐味だと何度も思いました。

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[182]パレ・ル・モニアル

週末の小旅行に出かけた。土曜日の午後ディジョン発12時26分の列車に乗る。途中Monchanin(モンシャナン)でローカル線に乗り換え目的地 Paray le Monial(パレ・ル・モニアル)には午後2時38分に到着。ここは巡礼街道のひとつで駅からBasilique(聖堂)を目指して行けば徒歩15分位のところで、側には観光局もある。観光局では有料(1ユーロ)で9時から7時まで荷物を預かってくれる。貸し自転車もあるから夕方まで教会巡りとサントル運河沿いの散歩が楽しめる。
町中は巡礼街道とあってか儀式用品の店が多く、その中でも目を引くのが修道士の手工業品の店。一風なんじゃこりゃと思ったのが枕とマトリューシュカ。カトリックとこの2点がどうしても結びつかないのですが。またこの町はチョコレート屋が目立つ。チョコレートはペシェミニヨン(罪なき罪)だからか。宗教儀式にパンは不可欠なのに、町のパン屋のパンはぱさぱさして美味しくない。田舎だから味が洗練されてないのか、でも田舎だから小麦が新鮮なはずなのに。

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