[018]ジンギスカン鍋

ジンギスカンはチンギスハンともいいます。またテムジンともいいます。テムジンは幼名かもしれません。ジンギスカンはモンゴルで帝国を打ち立てた英雄であります。ジンギスカンは源義経であるとの説がありますが、定かではありません。しかし、まんざらうそとも思えない部分もあるようです。

ジンギスカンが義経であるかどうかは置いといて今日は鍋の話です。

ジンギスカンなべとはジンギスカンがかぶっていた兜を火にかけ、そこで肉を焼く料理です。兜の形をしていますから、山形です。ここで焼かれた肉は肉は油が山を伝って落ちるため美味しく焼けます。また使う肉は羊肉ですからちょっと臭みがあります。臭みの部分は油ですから、油がほどよく落ちるので臭みもとれるというわけです。

使う羊は2~7才の羊の肉でマトンといいます。ラムは1才までの仔羊の肉です。ラムは脂肪が少なく羊特有の臭みもマトンほど無く、肉質もやわらかで美味しくいただけます。

煙が出る料理なので屋外での料理として人気があります。また、羊の肉は安いので庶民的な値段で楽しめるのも人気の秘密でしょう。

北海道の名物料理ですが、ジンギスカン鍋という名前にしても義経が蝦夷に渡った証でもあるのでしょうか?いまからおよそ800年まえのロマンです。

【追記:遠藤様】
ジンギスカン好きの道産子より一言申し上げます。ラムとマトンの違いは「乳歯の生え変わりの時期」によって区別するそうです。それが1~2才の間になるのでしょう。人間の子供もそうですが、成長には個人差があると思いますので1才までがラム肉とは言えないのではないでしょうか。しかし、ジンギスカンは最高です。